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4.8人類を救うため、どん底令嬢が立ちあがる! 「ロメリア伯爵令嬢。君との婚約を破棄する」 アンリ王子がそう宣言したのは、魔王を倒した直後だった。 王子の側には聖女エリザベート、帰らずの森の賢者エカテリーナ、東方の女剣士呂姫が並び立ち、「役立たず」と弾劾の指を向ける。 だが王子達は知らなかった。 ロメリアには幸運を授ける『恩寵』と呼ばれる奇跡の力があることを。 婚約者を失い、仲間からも見捨てられたロメリアだが、彼女はくじけなかった。 祖国にはいまだ魔王軍がはびこり、魔族に囚われ奴隷となった人たちがいたからだ。彼らを救うため、行動を開始したロメリアの前に数々の困難が立ちはだかる。 まず軍隊が手元にない。傷を治す癒し手もいない。資金が無い。 しかしロメリアは、全ての問題をアグレッシブに解決していく。 「軍隊がない? 地方領主を脅して砦を乗っ取りましょう」 「傷を治す癒し手がいない? 教会と話をつけて融通してもらいましょう」 「お金がない? 商人たちと商談して、資金を出させましょう」 「手に入れた兵隊が新兵ばかりで使い物にならない? 魔物を退治して経験を積ませましょう」 そして――ロメリアは忠誠を誓う者たちとともに、いま出陣する! ※「ガ報」付き! ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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-勇者候補として異世界召喚されたはずが『セキュリティコンサルタント』という謎のハズレ称号を与えられてしまった、元窓際リーマンの春日野守ことマモル。勇者候補たちと魔王討伐に必死な王様に代わり、内政を任された王女エミールに救われたマモルは、エミールとその護衛を務める王国最強の女騎士・イレニアの三人で、国内の防衛対策を進めることになってしまう。 元企業のセキュリティ担当であったマモルは、現代セキュリティ知識を元に、エミールに村の防衛や魔獣対策の方針を提案するが、マモルのことを訝しむイレニアと一触即発の大ピンチになってしまい!? しかし、マモルの提案が村長やエミールに受け入れられ良い結果が出始めると、イレニアもマモルのことを認めるようになり、さらに大きな町や、王都の防衛にも協力することになってしまう。 その裏で、マモルやエミールたちの防衛施策をよく思わない勢力が暗躍するようになり──!
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5.0両親を失い、唯一の家族である妹を救うため医者となった荻野知聡。 彼は妹の手術中に不慮の災害に巻き込まれ命を落としてしまう。 失意の中で目を覚ますと、そこは見知らぬ世界アブベラントで――。 異世界で新たな人生を歩むこととなった知聡だったが、与えられた天職は、皮肉にも殺しの才能に特化した《暗殺者》。 「お前は世界を殺しつくす――」 妹を救えなかったこと、そして自身の天職に苦悩する中その妹と瓜二つの少女との邂逅により、運命は再び動き出す……。 『復讐屋』を生業にする元・医者が様々な怪事件へと巻き込まれていく異世界ファンタジーサスペンス、開幕。
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3.7有力貴族の九男であるラディは、眼が良くなるだけというハズレスキル持ちで、周囲から無能扱いされていた。ひょんなことから仲良くなった猫を助けるためダンジョンに潜ると、ボスと遭遇し絶対絶命のピンチに。その時、精神と肉体を分離する魔道具を使用すると、ラディはボスの邪神とともに封印されてしまう。 精神世界の中では死ぬことがなく、邪神に殺され続けた結果、無能扱いされていたハズレスキルが覚醒。見た相手の魔法やスキルをコピー出来ると気づいたラディは邪神の力を手に入れ、封印を破る。しかし帰還した世界は数百年が経過しており、自分が無能だと思っているラディは最強と成った自覚が全くなく……!
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-最強の冒険者集団『金色の探究者』。 そのリーダーである美里恭一郎は、仲間たちの裏切りによりゲートに閉じ込められ命を落とした。 「——だが、ただでは死なん!!」 死の間際で死者への転生魔法を発動した恭一郎は、20年後の現代に『淺井京介』という『無』属性の学生として復活を果たす。 『無』属性——それは『属性無し』と揶揄される外れ属性。 だが恭一郎だけは前世の『時』属性の魔法により知っていた。 この『無』属性は、前世で最強と恐れられた『時』属性を遥かに凌駕するポテンシャルを秘めているということを。 斯くして恭一郎は『淺井京介』として冒険者学校に舞い戻り、社会に蔓延る悪を駆逐していく。 全ては自分を裏切った、欲望にまみれたかつての仲間たちを粛清するため。そして——。 「淺井京介よ、もう誰にもお前を侮らせはさせない」 前世で到達することのできなかった、真の意味で最強の頂に立つために。
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3.7かつて医者として多くの人を救ってきた荻野知聡。そんな彼が異世界転生時に授けられたのは、「暗殺者」の天職であった――。彼は助手の少女ミルとともに遺体の検視を行うかたわら、もしそれが他殺であれば、万物を殺しうる《切除》の異能を振るい、確実に犯人へ復讐を果たす『復讐屋』として日々を過ごしていた。 だがある日、彼の日常は一変する。『復讐屋』のもとに持ち込まれた子供の変死体。それを皮切りに頻発する怪事件に、知聡は巻き込まれることになり……? 「僕には、才能があり過ぎた。誰かを殺すという、不快極まりない才能が」 第8回オーバーラップ文庫大賞《金賞》受賞。ファンタジーサスペンス第1幕。
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5.0今は昔、夢漏町幕府の頃、さる山寺にイックーさんという、たいそうイキやすい小坊主がおったそうな。 ある夏の夕暮れ時、声をかけられ「ンッ!?」軽くイッてしまったイックーさんは、小坊主たちから和尚さまが隠している蜜の入った壺の話を聞く。 蜜ツボ……。勘違いをしたイックーさんは、壺探しに加わることになるが……。 「カクヨム」で異彩を放つ超絶倫下ネタコメディ! で、でちゃう? ※この物語はフィクションです。無縄自縛。
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3.0輝獣と呼ばれる自然脅威から日本を守る騎士候補生として学園生活を過ごす朝倉練介は、誰よりも駆動鉄騎の扱いに長け、優等生の仮面を被り、だがしかし温度のない日常に倦んでいた。 そんなある日、木の上から突如彼に飛びかかってきたのは、一人の黒ギャル女子高生……もとい異世界から転生してきたというダークエルフ、シーナだった。 挑発的な態度、嗜虐にみちた言葉、それでいて明るい、日だまりのような笑顔。そんなシーナに眷属として見初められた練介は、彼女とマンションで同棲を始め、やがて異世界から転生してきた魔術種たちの生き残りをかけたバトルロイヤルに巻き込まれていく。 これは世界から零れ落ちた二人の、大それた神話で――黙示録だ。
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3.0謎の病により死を約束された音無透は、 未来で特効薬が開発されると信じてコールドスリープに入る。 だが目覚めた未来では、薬は開発されておらず、身体が白骨化していたのだった。 突如現れた精霊アノンから、この世界は現実世界と異世界が融合しており、 魔法が使えると聞かされる。 さらに死者を蘇生する事が出来る魔術の存在を聞いた透は 魔物が闊歩するダンジョンを彷徨い始めるのだった……。