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-卒業パーティで王太子デレックから、突如婚約破棄を告げられたヴェロニカは、心の底から歓喜した。「ヴェロニカ・ハーニッシュ! 私はお前との婚約を破棄し、フローラ・ハスとの新たな婚約を宣言する!」「いいのね!?」「え?」「本当にいいのね!」 デレックは知らなかったのだ。ヴェロニカが本当の聖女であること、フローラが大聖女を詐称していること。そして、自らの資質が試されていたことを。明かされる真実。幼馴染の第二王子から告げられる恋心。「ヴェロニカ、僕と婚約してくれませんか?」 大時計台を司る大聖女が崇められる世界の恋物語。運命の新たな歯車が回り出す――。
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3.5粉挽きをして暮らす村娘ベスには、植物が何を求めているのかがなんとなくわかるという特技があった。おかげで植物を育てるのがものすごく得意で、隣人の農作物のお悩み解決をしたりして田舎で平穏に暮らしていたのだが……。育てた薬草の効能が良すぎて魔女と疑われ投獄されてしまう。そして、ベスの稀少な「緑の指」の力を認めた筆頭魔術師ノエルに脅されるようにして、王立魔術院の温室で働くことになり――!? 俺様魔術師と植物に愛された田舎娘のお仕事ラブファンタジー! ※電子版はショートストーリー『ナーランダのしおり』付。
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3.7「きみを抱きたい。我慢できないんだ」 ――不思議な力を持つシアーシャ。謎の光を発したことで聖女として崇められてきたが、突然「邪悪な力を操る偽聖女」だと言われ、断罪されそうになる。誰ひとり味方もおらず諦めかけたとき、かつての敵国カイロニアの皇弟・フェイリムによって助けられた……はずだった。気がつくとなんとフェイリムが、甘い言葉と態度でシアーシャの心と身体を激しく求めてくる。実はシアーシャには『魅了の力』があり、術にかかった者は自分の意思とは関係なく甘い態度になってしまうのだ。その後、魅了の力をコントロールするための特訓が始まることになり、フェイリムにその練習相手になってもらうのだが――?
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-鬼の一族が統べる国。紅白雪は双子の妹として生まれたが、占い師に凶兆と告げられ虐げられていた。そんな時、唯一の味方だった姉が後宮で不自然な死を遂げたことを知る。悲しみに暮れる白雪だったが、怪しげな男に姉は鬼の皇帝・胡星辰に殺されたと聞き…。冷血で残忍と噂のある星辰に恐れを抱きながらも、姉の仇討ちのために入宮する。ところが、恐ろしいはずの星辰は金色の美しい目をした皇帝で!? 復讐どころか、なぜか溺愛されてしまい――。「白雪、お前を愛している」後宮シンデレラストーリー。
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4.2雫は有名老舗温泉旅館の御曹司、瑞貴の婚約者で、仲居業を通じて若女将修業中。わけあって婚約のことは周囲に秘密だけれど、幼い頃から大好きな彼のため、今日も一生懸命に働いている。そんな彼女の悩みは、瑞貴があまりにも優しく、自分を女として見てくれているのかわからないこと……。結婚の話もなかなか進捗がないまま、雫は化粧を頑張ったり、もう一人の幼馴染に相談したりしていた。しかしある日、ひょんなことから瑞貴が外で女遊びをしているという疑惑を持つことに。その件について彼に尋ねたところ、瑞貴が豹変しこれまでになかった激しく甘い求愛をされて――!? ※電子版は単行本をもとに編集しています。
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4.5「一生分の愛を注ぐ」――内緒で息子を産んだのにエリート警察官と再会! 花屋で働く佳純は、よく花を買いに訪れるクールな警視・瞬のことが気になっていた。ある時、トラブルから助けられて甘い交際に発展。幸せ絶頂の中、彼の子を身ごもるが…。なんと佳純の叔父の犯罪が発覚! 彼のキャリアに傷をつけることを恐れて姿を消すことに。しかし4年後、子育てに奮闘する佳純の前に瞬が! 「もう二度と離さない」――逃げ惑う佳純を、熱く一途な溺愛で包みこんできて…!?
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-潰れかけの割烹店「はんなり」の二代目女将・椛は、かわいい双子を保護したことをきっかけに、双子の父親・周から資金援助を提案される。 しかし、資金援助には条件があり、それは周と結婚し双子の母親になることで――!? 偶然出会った周は椛も名を知っていた有名巨大ホールディングスの社長で、母親のいない双子の世話をできる人間を探しているらしい。 育ての母・花との思い出がつまった「はんなり」を救うために条件を呑んだ椛は、いきなり双子の母に、そして周の妻になったのだが……? 「きみは俺のものだ。これからは好きに……愛させてもらう」 双子を通して徐々に本当の家族のようになっていく四人。いつしか周と椛も自然と惹かれあっていくが――……。