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5.0古代、とある王国。次期国王と目されていた青年が突如、謎の死を遂げた。 時を同じくして国の全ての書物を収めた「蔵書樓」が封鎖される。 だが誰も立ち入れないはずの蔵書樓の奥には、ひとり座する者――「司書正」がいた。 宮廷では噂が飛び交い、陰謀が渦巻き始める。青年の死と蔵書樓の関係、そして国家機密「司書正」なるものの驚くべき実態とは? 壮大且つ緻密に練り上げられた世界観。時代と権力に翻弄される人間たち。丸山薫が描き出す書物を巡るSF宮廷劇、ここに開幕!
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4.4物語の舞台は、ある研究所の図書室。そこに勤めるおかっぱ頭のメガネ少女・キハラさんを中心に、上司、同僚たちとの楽しく(少し不思議な)日々を綴ったのが本書『図書室のキハラさん』です。 漫画誌ハルタの“帯のウラ面”で連載されていたこの作品は、その掲載場所に合わせて横になが~~く描かれていました。今回、連載時のその形状を生かし、本のカタチを「B5判横」にしています。ページを横に大きくめくる、絵本のような読書体験を楽しめます。 また、本作の前身となった著者の個人誌「キハラさんの一週間」、「キハラさんの夏休み」も併録。その他にも販促用のカットや本にまつわる格言、描き下ろし“貸出カード風イラスト”なども掲載。すみずみまで遊び心を散りばめた一冊です。
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4.2おじいちゃんの家に預けられた男の子・シュプルは、近所に住んでいる少女アロワと一緒に立ち入りを禁止されている物置部屋へ。そこで一つの大きな木箱を見つけ出す。 「この箱はおじいちゃんの宝箱だ!」 しぼんだ風船、白い粉のはいった瓶、小さいスコップ――。おじいちゃんの宝物を手にしたシュプルがおじいちゃんに成り代わって、宝箱の中の宝物にまつわる話を、おじいちゃんに話して聞かせる新しい形の短編連作。 第10回小説大賞選考委員奨励賞受賞作。
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4.2立派なカメラを持っていて、事件の鍵を握る警部と仲良しで、上司や同僚にも恵まれている――それなのに、スクープをまったく取ってこれないという新米記者トトコ。だが今日もまた、あんパン咥えて元気に事件を追うのだった! 『ストレニュアス・ライフ』の丸山薫、初の長編は“日本一残念な記者トトコ”を描くドタバタコメディー! 第1話~第7話に加え、描き下ろし番外編も収録。
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4.6Fellows!創刊号からの大人気連載が、ついに1冊にまとまりました! イラストレーターでもある著者が腕を奮って描き連ねるのは、小説家、象使い、踊り子、歯医者、羊飼い、図書館司書、バーの美人マダム、船乗りなど、実に多彩な職業。働くことの苦労、喜び、美しさを詰め込んだ本作は、誰もが楽しめる“お仕事図鑑”です。◎収録内容◎「ストレニュアス・ライフ」全20話、「流感の日」、「モモ」、「Their Master's Voice」、「セイレーン」、そしてほぼ全話に後日談カットを描き下ろし!
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4.0著者累計60万部突破! 『虹色ほたる』の川口雅幸が贈る、歩み続ける勇気を描いた夏の感動ファンタジー! 夏休み、里帰りした田舎で、肝だめしをしていた小学五年生の燈馬。その最中に、幽霊屋敷にある古井戸の脇で女の子を見かけ、ふとしたはずみで一緒に井戸の中に落ちてしまう。気がつくと、そこは地元の病院だった。そして、燈馬は田舎には行っておらず、ここ何日もずっと入院していた、と聞かされる。その出来事を境に、燈馬は身のまわりの物事が記憶と食い違うという、不思議な感覚に捉われはじめてしまう。一年後、再び田舎にやってきた燈馬の前に、あの女の子がまた現われて……失われた大切なものを取り戻すため、燈馬の勇気が試される夏がはじまる――
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3.0『虹色ほたる』の川口雅幸が贈る夏の感動ファンタジー! グラデーションブルーの海の近く、白波小学校六年二組に転入したばかりの遼哉。問題児ばかりという六年二組に内心ビビってはいたけど、隣の席の美少女・晴香の助けもあって、少しずつクラスに溶けこみはじめていた。ところがある日を境に、遼哉のまわりで不思議なことが起こりはじめる。頻繁に目撃されるUFOらしき光、浜辺で拾った奇妙なガレキ、突如赴任してきた謎のさわやかポロシャツ先生カイドー、海岸沿いの廃れたドライブインに住む怪しげな爺さん“ジョーカー”、そして晴香の抱えた秘密……不思議で切ない、遼哉の運命のひと夏が、いま静かに動きはじめる――