小宮山ゆき - 小説花丸作品一覧
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-飢えて荒んでいた子供時代に、分厚い財布ごと持っていけと言ってくれた美しくも謎めいた男・元哉に、恩と憧れ、崇拝の気持ちすら抱いてきた唯純。19歳になり、偶然元哉の居場所を知った唯純は、いてもたってもいられず屋敷に押しかける。子供時代の礼を伝え、必ず役に立つからそばに置いてくれと言い募ると、元哉に「ただの気まぐれだった」「帰れ」と冷たくあしらわれてしまう。何でもするからと食い下がると、元哉は残酷そうに笑い衝撃的な言葉を放ち!? 屈強寡黙で盲信的な付き人×性悪魔性インテリSのダークラブ。(「徒花の棲み処1」はウェブ・マガジン小説花丸 Vol.37に収録されています。重複購入にご注意ください)
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-小田新は、ポジティブでなにをやっても上手くやれちゃう強運の持ち主。そんな新が今夢中なのは、三つ年上の清く正しい上司・佐倉だった。会社でゲイばれした時に、唯一態度を変えず自然に接してくれたのが佐倉で、珍しくへこんでいた新は彼の言葉に励まされ自信を取り戻した過去があるのだ。ある日、佐倉に縁談の話があると聞き、いてもたってもいられなくなった新は勢いで告白してしまうが、思いがけずOKをもらってしまい!? 浮かれまくる新だが、佐倉はゲイではないはずで!?(「天然さんには敵わない 第1話」はウェブ・マガジン小説花丸 Vol.63に収録されています。重複購入にご注意ください)
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-高校生の三島浩平は、旅行客も滅多に来ない漁業を生業とする小さな島に暮らしていた。島には寝屋制度があり、浩平は寝屋父の家に毎日寝泊まりし、島の人間として寝屋兄弟たちの絆を深めていた。中でも同い年の曽田大和とは、特別気心の知れた仲だった。大和は島の男らしく、日焼けした肌に逞しい体。いずれこの島を支える人間になるだろう人物で、そのことに疑いも持たない。一方の浩平は、大和に比べると、ひょろりと背は高いが薄い体に白い肌でこの島にはふさわしくない姿だった。浩平はそんな大和に対して複雑な思いを抱え……幼馴染たちの多感な時期を描く、離島物語!(「Hard to say I love you1」はウェブ・マガジン小説花丸 Vol.42に収録されています。重複購入にご注意ください)
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-大学進学で上京し、一人暮らしをすることになった光は、南向き広めの1Kマンションで新生活を始めたばかり。ところがその部屋には、「手」だけの幽霊が住みついていた!!! はじめは怖くて仕方なかった光だったが、筆談で話しかけてきたり、夕飯を作ってくれたりと、その健気な姿に次第に愛着がわいてくる。毎日家に帰るのが楽しみになり、手に「リョウ」と名付けその本体探しを手伝うことになるが!? 不思議な「手」との、一風変わった同居ラブライフ!(「不思議な彼氏~指先からこんにちは~出会い編1」はウェブ・マガジン小説花丸 Vol.56に収録されています。重複購入にご注意ください)
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