頼富本宏作品一覧
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5.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『弘法さん』と親しまれる空海が唐の長安で真言密教の教えを受け継ぎ帰国し、国家鎮護を祈り、僧侶を育成する場として、標高900Mの高野山の地に修禅の道場をひらいてから、今年、平成27年は高野山開創1200年にあたります。4月上旬から5月まで続く高野山での記念法会や秘仏の特別公開、記念事業としての伽藍中門再建など高野山に、そしてあらためて空海と真言密教、また四国八十八箇所お遍路にも注目が集まることは間違いないでしょう。はじめて訪れる高野山のガイドブックとして、広大な高野山めぐりではずせない見学ポイントである大門・檀上伽藍・奥の院ほか、高野山ならではの泊まれるお寺、宿坊などもご紹介します。また、空海の深遠な教えの入門編として、その著書「三教指帰」「秘蔵宝訳」など代表的なものをわかりやすく読み解きます。さらに、空海の珠玉の名言を現代超訳で楽しめます。空海と高野山を存分に味わっていただける一冊です。
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3.0巷に「お大師さん」として愛されている弘法大師・空海は平安初期の大思想家であり、日本文化に深く溶け込むその存在は密教の奥義を究め、聖なるエネルギーを広く行き渡らせるものであった。本書では、その思想と行動における二極を「情報」と「癒し」の二つの視点から取り上げている。「情報」とは、七から八世紀のアジアは国際化の時代であり、その代表的国際人、文化人として空海が東寺を中心に発信し続けたことを意味する。「癒し」とは、高野山での修禅、入定に関する空海の考えや、仏教の智恵、単に治すとか治療するだけではなく、より前向きに積極的に生きる「仏の救い」である。山林修行し、命がけの入唐、恵果阿闍梨との師弟関係、ライバル・最澄との交流と決別……。数々の伝記資料を用いながら、聖と俗の両界を自由に往来した空海の実像に迫りつつ、単なる「知識」ではなく、身体で覚える「智恵」とは何か――空海の思想と行動を通して、現代人に「さとり」の意味を問いかける。高野山・開創千二百年を迎え、人間空海の実像に迫った本格的評伝。