ノンフィクション - シティブックス作品一覧

  • 女だけの死体ファイル
    3.0
    女性の死体について著者は語る。 女の生き様同様、女の死に様も多種多様である。 怨念を感じさせるような死体もあれば、哀れを誘う死体もある。 東京都の監察医だった著者は、亡くなった方が存命だった頃の、喜びや辛さ、せつなさにまで想いをはせる。 女の死体は、男の死体と明らかに違うことが見えてくる。
  • 監察医の涙
    -
    著者の上野正彦は、監察医として2万体を検死した法医学の権威。これまで経験した検死の数々について、率直かつ誠実に、書き綴った。 検死するのが辛くなる子ども場合、虐待が隠されている死体、著名人の死の場合などで、現場で経験した多くのせつなさや悲しみに加え、著者自身が法医学の道に進んだワケ、北海道の無医村地区で開業していた父との関係、長年連れ添った妻を看取った時のことなど、赤裸々に胸中を明かす。検死事例が多く、読み応えもある。
  • 巨根伝説
    -
    アダルトビデオの創成期、巨根で名をはせた男優・マグナム北斗。神戸で生まれ育ち、中学一年での初体験から始まった彼の女性遍歴は、五年間で六百本を超えるビデオに出演しながら、私生活でも常にセックスの相手を模索し続け、男の夢ともいえる「女体千人斬り」を三十代前半にして達成する。 そんな伝説の男優の女性遍歴を、女性官能作家がインタビューをもとに赤裸々に描いた半ノンフィクション・ノベル。
  • 義母 柔肌の誘惑
    -
    普段よりも早く学校から帰った高校生の葉介は、二十八歳の若い義母が寝室で自慰に耽っているのを見てしまった。 初めて見てしまった妖しい光景に、思春期まっただ中の葉介の心は乱れ、それを高校の音楽教師の律子にぶつけてしまう。 はたして教師の律子は、生徒の葉介を受け止めるのか。そして、息子の葉介は義母との関係を、どうするのか? いけない関係の深みにはまっていく高校生と義母、そして音楽教師の行き着く先は、どこなのか――。
  • 死体との約束
    -
    東京都監察医務院の元院長の「死体は雄弁に語り、そして嘘をつかない」を信念に2万体の死体と向きあっててきた“法医学”エッセイ。 病気による“変死”や“突然死”からはじまり、殺人、事故、自殺……。その裏には様々な人間模様がある。 保険金殺人、子供同士のいじめ、老人問題、貧困、親の子殺し、バラバラ死体、毒殺、溺死、放火など、死体を見つめてきたから見える社会の本当の姿。 社会を騒がせた様々な事件を例にとって、犯人像に迫っていくその方法は、ミステリーを思わせる。 なお、本書は「死体との悲しい約束」を改題したものです
  • 死体に聴け
    4.3
    東京都の監察医となって数多くの「死体」と対面してきた著者が「死」とは何かを語る。監察医とは意外なことに事件性のはっきりした死体は解剖しない。いわゆる「変死体」と言われる死因のはっきりしない死体と向き合う。それだけに、その死から様々なドラマを読むことになる。誰にも看取られずに死んだ独居老人、溺れて死んだ子供、ミイラ化した死体、五寸釘を心臓に刺して自殺した男などなど。テレビのサスペンスドラマがよりいっそう興味深いものになるのは間違いない。ベストセラー『死体は語る』に続く監察医のモノローグ。
  • 死体の祈り
    5.0
    東京都の監察医として30年以上、2万体もの死体と向き合ってきた著者、さまざまな原因で死んでいった人たちの最後の祈りを汲み取るは何だったのか。母親の子への虐待、老人の自殺、男女の愛憎、過労死、交通事故、餓死、過労死、そして自然死……。死んだ者たちの無念さを汲み取る。いずれ死ななければならない、そのときまで私たちはどう生きていけばいいのか、を考えさせられる。
  • 死体を科学する
    -
    世の中には、未解決の事件がいくつもある。古くは、自殺か他殺か、いまだにわかっていない下山事件、最近では、犯人にたどり着いていない八王子スーパー強盗殺人事件などがある。そうした事件を、検視官であった著者が取り上げ、丹念に考察を加えていく。死と死因と死体について、興味が尽きない。
  • 新版 はじまりは大阪にあり!
    -
    大阪にルーツがあり日本や世界に広がっていったモノが、知られていないが、実はひじょうに多い。 回転寿司、即席ラーメン、ビヤガーデン、電卓、動く看板、カプセルホテル、レトルト食品……。私たちの暮らしにとって身近なものであり、なくてはならていものになっている。 大正から昭和の初めにかけての「大大阪」時代、高度成長期に生まれた「大阪発」のモノたちの誕生秘話を徹底取材。今こそ、大阪的発想のモノ作りに学ぼう!
  • 見えた! いのちの底力
    -
    高血圧の黒幕とされる酵素「レニン」の遺伝子解読に世界で初めて成功し、世界的に脚光を浴びた筑波大学名誉教授の著者が、大学時代の生活からアメリカに渡ってからの環境や経験、「レニン」研究の過程と人間の遺伝子にはどういう意味があるのかをわかりやすい言葉で綴った、研究者志望には必読の書。 日本とアメリカの大学研究の違いや、研究者が日々どんな環境にいて、どんな問題を抱えているのかをかいまみることができる。門外漢にとっても興味をそそられる良書。
  • 「藪の中」の死体
    3.3
    法医学の第一人者、元東京都監察医務院院長を務めた上野正彦さんが古今東西の名作に書かれた事件に迫る。 芥川龍之介『藪の中』では武士は誰にどのようにして殺害されたのか、谷崎潤一郎『鍵』で性交死ははたしてなぜ起きたのか、ポーの『マリー・ロジェエの怪事件』では、マリーは水死なのか……。 また戦後日本の事件史に特筆される二つの事件、青酸カリによる強盗大量殺人事件「帝銀事件」と旧国鉄総裁の轢死事件も残された資料から、アームチェア・ディテクティブよろしく、事件の様々な可能性を探る。 そのほか、森村誠一『精神分析殺人事件』と横溝正史『犬神家の一族』も取り上げている。 豊富な経験に裏付けられた斬新な検証と想像力が、物語の興味を一層深くしてくれる。

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