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4.7「僕のことは、エリックが殺してくださいね。」竜族の最後の生き残りルートヴィヒは、いつか人間の伴侶を持ち、平和に生きることを夢見ながら、ガーネ山の洞窟で両親の残した宝石を糧に身を隠すように暮らしていた。宝石の守り神であり、その体液はすべて宝石になる神秘の存在としてガーネリア国の信仰の対象だった竜族は、いつしかその神聖性を失い、大きな戦争を機に、厄介で滅ぶべき存在と思われるようになっていたからだ。ところが絶対に人間に知られるはずがない神聖な竜の棲み処に、ある日見知らぬ男が現れる。警戒心をもたないルートヴィヒは、ひと目で彼を好きになるが、その男・エリックは対照的に、自分の家族を奪った竜族を憎んでいると言い放ち――。孤独で無垢な竜・ルートヴィヒの一途な恋の行方は!? 復讐の炎を燃やす義賊×無垢で一途な竜の純愛ファンタジー! 本編後を描いた、電子限定書き下ろしSS「静かな夜も二人なら」収録!
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4.4けれど、これはきっと、愛がなければできないセックスだ 警視庁捜査一課係長・南野の唯一の弱点は、暴力団組長・鷲沢と長年パートナー関係にあることだったが…。 事なかれ主義のなんでも流せる及び腰――警視庁捜査一課係長・南野の弱点は、指定暴力団組長・鷲沢と長年パートナー関係にあること。少年時代を血の繋がらない兄弟として過ごし、再会した時には刑事とヤクザ、そこから始まった鷲沢の深すぎる求愛行動が今に至るのだが…。南野の班が保護した事件の目撃者が鷲沢の若い頃に瓜二つ、しかも父親を捜しに来たことが判明し!? とんだ溺愛ヤクザと枯れた中間管理職カップル、いきなり別離の危機!? 『ダークホースの罠』スピンオフ
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4.4ふたたび巡り会えた 夢見ていた人に―― 連続殺人の捜査で警察官のジェフリーは、かつてカルト教団で<小さな天使>と呼ばれていたレイモンドと再会し、瞬く間に恋に落ちるが……。 ジェフリーが務めるニューオーリンズ警察に、娼婦のゲイ殺害の一報が届く。金髪碧眼男性を狙った連続殺人――捜査で訪れた安アパートで出会ったのは、類稀な美形レイモンドだった。子供時代、カルト教団に監禁されていた子どもたちの解放に関わったジェフリーは、彼が被害者の一人であることを思い出し、再会に心震わせる。急速に惹かれ合う二人だが、狙われたレイモンドを救ったのはジェフリーのいとこでFBIきっての有能捜査官カイルで……。 吉田珠姫デビュー25周年作品、紙書籍発売時フェア用に書き下ろされたSSを収録した特別版で登場!
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4.0人に呪いを振りまく悪い魔法使いが描いた肖像画の真実とは――? 買取専門ショップで働いていた神楽は、祖父の遺言で彼が経営していた質屋『がらく屋』を譲り受けることになる。 しかし、質流れしてしまった『曰くつきの絵画』を取り戻すまでの期間限定で、千景と祖父の家で一緒に住むことに!? 個人経営の古びた質屋に持ち込まれる質物をめぐるハートフルドラマ 第一章 魔法使いに呪われた質草 第二章 幽霊が喜ぶのは、呪われたラーメン屋台 第三章 呪われた小箱と遺産をめぐる狂想曲 第四章 恩師の呪われたネクタイピン 第五章 魔法使いがかけた呪いを、ポジティブでぶっ飛ばす 第六章 絵の中にいる真実 2012年頃よりWEBに小説を投稿しはじめる。2015年に連載を開始した「コンカツ!」でアルファポリス「第8回恋愛小説大賞」大賞を受賞。2016年、同作にて出版デビューに至る。『第二回お仕事小説コン』優秀賞受賞作家。マイナビ出版より『おいしい逃走』『河童の懸場帖(かけばちょう) 東京「物ノ怪(もののけ)」訪問録』1~3巻、『あやかしトリオのごはんとお酒と珍道中』1~2巻を発行。また著書に『ぽんこつ陰陽師あやかし縁起』(アルファポリス)、『京都北嵯峨シニガミ貸本屋』(双葉社)などがある。
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4.3谷崎泉先生、発行点数100冊記念本。 くせ者揃いのスラップスティックBLノベル 刑事の胡桃が葬儀帰りに拾ったのは自殺志願のヴァンパイア!? 刑事の胡桃は父の葬儀のため長く離れていた故郷・長野を訪れる。異母姉の沙也香が苦手な胡桃は逃げるように実家を後にするが、その途中、記憶喪失の自殺志願者、しかも超絶美形の外国人の男と遭遇してしまう。捜査に一刻も早く駆けつけたい胡桃は、カミルと名乗る男をどうすることもできないまま東京へ戻るが…。「ベネディクトを捜さなければ」カミルの謎の固い意志に振り回され、ついには想像もしなかった快楽を味わわされることに…。常識では考えられない能力を持つカミル、彼は現代に蘇った――ヴァンパイア!?
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4.7きみを引き取ったのは、贖罪です 父の上官・安堂青磁大尉に引き取られた白澄。 父のように彼の役に立ちたいと願うようになるが、ひ弱な白澄は相手にされず…。 きみのことは、私が守ります――。慈しむ言葉の数々は、薄氷の上に建つ幻の宮殿のように儚い、しかし求めてやまないものだった。戦死した父・文月理人の上官・安堂青磁大尉に引き取られた白澄は、伯爵家で大切に育てられ成長する。軍に入って父のように青磁さまをお守りしたい、だがひ弱な白澄は相手にされない。幼さゆえの無知で、指摘されて初めてこの想いが恋だと気づいた白澄は、思い切って青磁に接吻を求めるが…。切ない年の差の恋。
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3.5必要とする人しか辿り着けない質屋冥暗堂。そこは二番目に大切な物を質草に、創作された“贋作妖怪”を貸し出すあやかし質屋だった。心に傷を負った借り主とまがい物の妖怪の交流が涙を誘う、心に響くあやかし譚