笠井あゆみ - アルファポリス作品一覧

  • 東京ラプソディ
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    昭和七年。豪商だった生家が没落し、カフェーのピアノ弾きとして働く元音大生・律は、暴漢に襲われていたところをかつての従者・聖吾に助けられる。一代で財を成し、帝都でも指折りの資産家として成功していた聖吾は、貧困にあえぐ律に援助を提案する。書生として聖吾の下で働く形ならば、と彼の手を取った律だが、仕事は与えられず、本来主人であるはずの聖吾がまるで従者であるかのように振る舞う様子に疑念を抱く。すれ違い続ける二人の関係性は、ある出来事をきっかけにいびつに歪んでいき―― ※電子版は単行本をもとに編集しています。
  • 銀の娘は海竜に抱かれて
    3.3
    舞台は、海竜の島と呼ばれるマルゲリア島。不思議な力を持つ島の娘イサラは、ある事件をきっかけに人を愛することを恐れ、心を閉ざして生きていた。わたしに人を愛する資格なんてない――そんな彼女が、突然悪人たちの手で島から連れ出されてしまう。彼等の狙いは、伝説の海竜の宝。何とか逃げ出した彼女は島に帰るべく、ぶっきらぼうなディミオスと名乗る傭兵とともに旅をすることになるが……。愛を恐れる娘が旅路の果てに掴んだものとは?輝く海と鮮やかな空のもとで紡がれる美しきファンタジーロマンス!
  • 太陽王と灰色の王妃
    3.6
    同じ王女として生まれながら、華やかな姉の陰でいつも引き立て役になっていたリティシア。だが隣国の輝ける王が花嫁として選んだのは姉ではなく、自分の方だった。政略結婚とは知りながら、リティシアは彼の優しさに酔いしれ、彼にふさわしくあろうと努力するのだけれど――?灰色の世界しか持たなかった王女と、光輝く「太陽王」との真実の愛を描いたファンタジーロマンス!
  • レディ・ウォーカーと海竜の島
    4.0
    父親の罪のせいで、後ろ指を差されながらも遺跡探索人として強く生きてきたセラ。そんな彼女のもとに遊び人と悪評高い、コルテス商会の次男坊、エレミオが訪ねてくる。――海竜の島に一緒に行ってほしい。竜の末裔である彼は、夢で誰かに“海竜の島に来い”と呼ばれ、その島の歴史の第一人者であるセラのもとへやって来たのだ。彼と度々ぶつかり合いつつも、旅をともにするうちに、なぜか国家間の戦争に巻き込まれていって――神秘の島と二つの大国をめぐるヒストリカル風ファンタジー!  ※電子版は単行本をもとに編集しています。

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