紫真依 - 集英社作品一覧
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-ミランが目覚めると、そこは見知らぬ花畑。名前以外の記憶を失っており、高校の制服以外、素性のわかるような物も持っていない。ここはどこなのか、自分は何者なのか…。手がかりを求めてさまようミランは、なんとか辿り着いた『お屋敷』で銀髪の美青年リヒトと出会い、ここが死者の魂を浄化する冥界で、彼は冥王だと聞かされる。リヒトによれば、ミランは死んでおらず、魂だけが冥界に来ているらしい。ミランは記憶を取り戻して現世へ帰るため、亡者を冥界に送るリヒトの仕事を手伝うことに。厳しくもやさしいリヒトにどこか懐かしさを覚えるミランは、次第にこのまま冥界へ残りたいと思うようになり…。
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-妖しに育てられた姫が嫁ぐ相手は初恋の君!? 戦国を舞台に贈る再会ラブ☆ 時は戦国。お山に捨てられ、妖したちに育てられた香耶は、ある日、お山で迷子になっていた人間の少年・真人と幼い恋に落ちた。「一国一城の主になって迎えに来るから、待っていてほしい」そんな約束をして別れた二人だったが、香耶はあまりの寂しさに、自分の記憶を封印してしまった。長じて、一城の跡取りとなった真人のもとに政略で嫁ぐことになった香耶。真人のことは覚えていないけれど、会ったらきっと思い出せる。そんな想いでお山を下りた香耶だったが、道中、野武士の襲撃から守ってくれた分家の息子の季隆に、なぜか懐かしいものを感じて…。
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4.0ローザンヌの王女セシーリアは実は魔女。弟レオンがセシーリアと魔王の婚姻を阻止したため、呪われてしまう。呪いを解くには究極の魔法書『運命(さだめ)の円環』が必要だ。魔女狩りで多くの書物を没収したヴァイスブルクの帝国図書館にある可能性が高いが、そこは女人禁制。とはいえ、魔法書は魔女にしか読めない。セシーリアは男装し、図書館へ潜入することに。そこで帝国の皇子と出会い…?