小説 - 鷹野凌作品一覧

  • 赤毛の魔女と真空図書館〈山田佳江短編集〉
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    「自分の人生が間違っちゃったのかどうかいまだにわかりませんが、私は小説を書き続けています。」 表題作は新作書きおろし! ピヨ一号二号のこと 河川敷公園で営業をさぼっていた美智代は「おばちゃん」と突然声をかけられる。ピヨ一号とピヨ二号、それから少年たちとすごした、ある夏の日思い出話。 (初出:『月刊群雛』2014年02月号) 薔薇と春菊 麗奈はいつも「完璧な女性」として扱われてきた。だけど本当は、好きだった人に思いを伝えることすらできないのだ。 「私はどうすればいいのだろう」 友人・春子の幸福な結婚式をきっかけに、麗奈は思いを巡らせる。 (初出:『月刊群雛』2014年06月号) 赤毛の魔女と真空図書館 「俺はただのニートだよ」 学生時代に投稿した短編小説が、佳作を取り文芸誌に掲載された。次の日から俺のあだ名は「先生」になった。でも、掲載されたのはその1回だけだった。人数合わせで行った合コンでしこたま酔った俺は、気づくとホテルで赤い髪の女と一緒だった。 (新作書きおろし) 表紙イラスト:もりそば (『月刊群雛』2015年07月号表紙イラスト担当)
  • 一小路真実は興味がない ~白雪姫のための毒リンゴ(ジュース)事件~
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    文化祭、白雪姫役のあの子が大ピンチ! 容疑者はあいつ? 探偵役は小道具係の私? 日常系学園ライトミステリー短編集☆ 体育館倉庫chattering 「こんにちは、今作の主人公をやってる一小路真実です」 「こんにちは、相方の間宮優樹です!」 「……『相方』とか気安く名乗らないでもらえる?」 「細かいことはいいから先に進めてください」 「はい、というわけで、私が作品紹介をします! 今作は、うっかり体育館の倉庫に閉じ込められちゃった高校生二人が、ひたすらしゃべってるお話です。以上!」 「非常に簡潔!」 (初出:『月刊群雛』2014年09月号) 白雪姫のための毒リンゴ(ジュース)事件  文化祭の演劇発表、毒リンゴ(ジュース)を飲んだ白雪姫役が、リアルで窮地に! 舞台の上で進む謎解きと、舞台裏で進む謎解き。容疑者はこいつ? それともあいつ? 探偵役は小道具係の私だ!? 日常系学園ライトミステリー! (初出:『はーべすと』アンソロジー短編集 わーくしょっぷ vol.3) 表紙イラスト:神谷依緒(『月刊群雛』2015年06月号・09月号表紙イラスト担当)
  • Xメン・日本〈竹島八百富短編集〉
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    読後にモヤモヤする、なんともいえない後味の短編小説集! 『Xメン』  寒風吹き荒れる二月上旬。サラリーマンの聖地新橋に全国各地から集まった五人のおじさん。彼らはネット上で知り合った自称『超能力者』ならぬ『超能力っぽい力がある人』。主催者ウルヴァリンの呼びかけのもと、オフ会で初めて顔を合わせる五人。  居酒屋を舞台に互いの超能力のお披露目会。  そして、『超能力っぽい力がある人』同士の悲哀を語り合い結束を固めていくおじさんたち。  果たして、おじさんたちに未来はあるのか! いや、あるのか? (初出:『月刊群雛』2015年04月号) 『日本』  紅葉が映える山間の風景を画用紙に描く葉山卓は、自分の技術が一向に上手にならないことに不安を感じるが、ナースの鈴木裕子からの励ましで描き続ける。しかし、結局はそれを活かすことなく、ある単調な作業場で働くことになる。そこで生活は保障されるのだが……。 (初出:『月刊群雛』2015年01月号) 表紙イラスト:しんいち(『月刊群雛』2014年07月号表紙イラスト担当)
  • 超能力カメラマン内木
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    写真が予言する未来の惨劇を止めろ! サスペンス&ミステリー小説シリーズ。 第1話 A県自動車道午後二時四十五分  自分の意志に関係なく、未来を予知する「予言写真」を撮ってしまう広報カメラマン・内木。ひょんなことからバス事故を予知してしまった彼は、惨劇を食い止めるべくバスに乗り込んだ。だが策はない。考えあぐねる彼の前に、偶然乗り合わせた職場の同僚が現れる。二人は協力して、迫る危機を阻止しようと動き出した。事故はどのように起きるのか? 食い止めることはできるのか? (初出:『月刊群雛』2014年10月号) 第2話 7・18豪雨  その日、原井市はかつてない豪雨に見舞われていた。増水した河川を取材した彼が、川べりで出くわした老人。田んぼの様子を見に来たらしい老人は、一度は忠告を聞いて帰っていった。だが内木が撮った写真を見た同僚の寺村早香は、「写るべきものが写っていない」と言い出す。止まない大雨の中、写真の秘密が判明する時、本当の危機が明らかになる! (初出:『月刊群雛』2015年03月号) 表紙イラスト:バカエル (『月刊群雛』2015年10月号表紙イラスト担当) 以降、続刊発売予定!
  • デリヘルDJ五所川原の冒険
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    こんなデリヘル見たこと無い! 抱腹絶倒小説シリーズ登場! 第一章 ケミカルウォッシュはニートの心  渋谷駅そばの雑居ビルにある謎の派遣業『アナ専門メチャ回し学園』、今日も出勤リストに「DJ五所川原ゴッシー」の名前が載っている。どんなプレイも対応可能。音楽を使って耳と心に健康ヘルスをお届けデリバリー、デリヘルDJゴッシーの冒険が今始まる。 (初出:『月刊群雛』2014年09月号) 第二章 築ゼロ年 見晴らし最高  派遣業『アナ専門メチャまわし学園』の出張DJとして働き、ノイズ音楽オタクの家や建築現場でレコードを回してきた男、五所川原。そもそもなぜDJを目指したのか。ターンテーブルとレコードをキャリーに詰めて、今日も派遣先へと出かけて行く。 (初出:『月刊群雛』2015年01月号) 表紙イラスト:あへあへっど(『月刊群雛』2015年08月号表紙イラスト担当) 以降、毎月続刊発売予定!
  • 電子出版、独立作家の執筆・出版手法—日本独立作家同盟 第一回セミナー〈藤井太洋 講演録〉
    完結
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    セルフ・パブリッシングから4年で日本SF大賞を手にした作家、藤井太洋の実践的な創作ノウハウを知る一冊 通勤時間にiPhoneで書いたという初めての小説『Gene Mapper』から4年、藤井太洋は『オービタル・クラウド』で2015年日本SF大賞を受賞した! この間、藤井太洋はどのようにして構成力を上げ、筆力を磨いてきたのか。なぜ、iPhone、iPad、Kindle、文庫、単行本、あらゆる形態の本に文章を合わせられるようになったのか。デジタルメディアを使いこなし、セルフ・パブリッシングから商業出版へと進んだ藤井自身が作家志望者に向けて執筆ノウハウを実践的に解説する。(講演日2015年5月16日) 【目次】 第一部 電子出版、独立作家の執筆・出版手法  ご挨拶  執筆/編集  小説を書く前に ピッチ(梗概)を書いてみよう  要素を検討  視点  背景  文体  参考になる書籍  いつ書くか  続けるためのTip  小説の構成  テンプレートではない。パラダイムだ  より実践的に  ポリティカル・コレクトネス  文章力を付けるトレーニング  リーダビリティ:情報量  予感の文を効果的に  リフローで阻害されやすい文  推敲  工学的アプローチ  出版  「本」の4P Product, Price, Promotion and Place  「本」の情報  著者  ジャンルを味方に  広告  ソーシャルと「ホームページ」  プロであろうがなかろうが 第二部 藤井太洋×仲俣暁生×鷹野凌 “独立”を語る  独立作家のプロモーションではホームページが重要  確実に良くするために紙に印刷して赤字を入れよう  ハリウッド映画の三幕構成を試してみよう  好きな作家の作品を筆写してみよう  プロットを紙に書いてみよう  ジャンルを味方にしてみよう  読者が手にする形を意識して、書いてみよう  読んでほしくない人には届けない工夫をしよう  藤井さんの推敲手法を真似してみよう  海外ドラマでプロットを鍛えよう 講演者プロフィール NPO法人日本独立作家同盟について 本冊子は、2015年5月16日に東京・渋谷で開催された日本独立作家同盟 第一回セミナー「電子出版、独立作家の執筆・出版手法」(講演 藤井太洋)をまとめたものです。 【著者】 藤井太洋:作家。1971年生まれ。2012年、電子書籍『Gene Mapper』をセルフパブリッシングして話題に。翌年、増補改訂版『Gene Mapper - full build-』を早川書房より刊行。2014年には『オービタル・クラウド』(早川書房)を発表、第35回日本SF大賞を受賞する。最新作は、個人情報の危機を描く警察小説『ビッグデータ・コネクト』 (文藝春秋)。 仲俣暁生:フリー編集者、文筆家。1964年東京生まれ。『シティロード』『ワイアード日本版』などの編集部を経て、『季刊・本とコンピュータ』に参加(03〜05年は編集長)。同誌終刊後、フリーランスで書籍やウェブサイトの企画・制作・編集にたずさわる。09年に株式会社ボイジャーと出版の未来を考えるWebメディア「マガジン航」を創刊。現在、編集発行人。著書『再起動せよと雑誌はいう』(京阪神エルマガジン社)ほか 鷹野凌:NPO法人日本独立作家同盟理事長。フリーライター。ITmedia eBook USER、ダ・ヴィンチ・ニュース、INTERNET Watch、マガジン航などのWebメディアを中心に、著作権やセルフパブリッシング(自己出版)、電子出版、書評などの記事を数多く執筆。著書『クリエイターが知っておくべき権利や法律を教わってきました。著作権のことをきちんと知りたい人のための本』(インプレス)。ブログ「見て歩く者」: http://www.wildhawkfield.com/
  • 母の上京/悲しみ
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    ぼくたちは未熟だ。ちゃんと「ありがとう」を言えているだろうか。悲しみと向き合い、乗り越えていけるだろうか。優しい気持ちになれる短編小説集。 『母の上京』  僕は大学進学とともに東京で一人暮らしを始め、そのまま東京で就職した。故郷を離れて8年。ある日、母親から連絡があり、東京案内をすることになった。 (初出:『月刊群雛』2014年04月号) 『悲しみ』  僕の親友が、自ら命を絶った。端から見ている分には、とても幸せそうに見えたのに。残された僕と、親友の彼女。悲しみに向き合う方法は、人それぞれ。 (初出:『月刊群雛』2014年05月号) 表紙イラスト: 蒼真怜(『月刊群雛』2016年01月号表紙イラスト担当)
  • 別冊群雛 (GunSu) 2015年 02月発売号(1周年記念号) ~ インディーズ作家を応援するマガジン ~
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    1周年記念号の別冊群雛は「記念日」をテーマとした読み切り8作品を掲載。表紙イラストはCotさん。晴海まどかさん・君塚正太さん・夕凪なくもさん・絵空さん・神楽坂らせんさん・小林不詳さん・米田淳一さんの小説、和良拓馬さんのエッセイ。ほか、参加者へのインタビューを収録。 晴海まどか『エブリデイ・アニバーサリー』〈新作読み切り・小説、編集〉 君塚正太『愛の断想』〈新作読み切り・小説〉 和良拓馬『普通の凡退』〈新作読み切り・エッセイ〉 夕凪なくも『赤い猫』〈新作読み切り・小説〉 絵空『症例フェリックス』〈新作読み切り・小説〉 神楽坂らせん『決めた日』〈新作読み切り・小説〉 小林不詳『邪気眼は定年に隠る』〈新作読み切り・小説〉 米田淳一『記念運転』〈新作読み切り・小説〉 Cot『表紙イラスト』〈新作描きおろし・表紙イラスト〉 宮比のん〈群雛ロゴ〉 YukiTANABE〈表紙デザイニング〉 竹元かつみ〈編集〉 鷹野凌〈編集、制作、プロモーションほか〉
  • 夢を継ぐ
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    夢が生み出す悲劇とサスペンスの小説! 「約束よ。私の夢を受け継いでちょうだい」  小学六年の時、おじいちゃんが死んだ。父は畑を手に入れ、農業をやると言い出した。私が中学へ進級するのと同時に、父の言いなりのまま、家族は田舎に引っ越す事に。  私には、アイドルになる夢があった。でも、父のせいで潰えてしまいそう。何度か抵抗するも、父の暴力の前に為す術がない。ママは助けてくれない。そんなある日、中国人留学生の劉が、畑の手伝いに来てくれた。私と劉は、少しずつ距離を縮めていく。 (初出:『月刊群雛』2015年03月号・05月号) 表紙イラスト:神谷依緒(『月刊群雛』2015年06月号・09月号表紙イラスト担当)

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