読書の楽しみが増す
「“父殺し”という観点で読み直してみると、秘められたトウェインの驚きの過去が露わとなる―」・・・・・・逆じゃないでしょうか?トウェインが経験したことを踏まえた上で、『ハックルベリーフィンの冒険』や前後に書かれた作品を精読すると、”父殺し”という隠れ主題が見えてきます、っていう感じだと思います。よくこれだけ読み込むことができるものだと感心します。(たまに、え~って思うこともありますが)こういう読み方があったんだ、とか、スルーしてたなあ、って気づかされるのは楽しいものです。『サリンジャー』もいづれ購入します。