本当に一番好きな作品でした
私はずっと小説に苦手意識を持ってて、漫画しか読んでこなかった人でしたが、まず目に入った表紙とタイトルに惹かれ、試しに読んでみようと思ったら、イメージしやすくて可愛い表現が多くて、読みながらまるでアニメのようにその世界が浮かんで(自己解釈にはなりますが)、凄く面白いし、わくわくが止まらない作品でした。
なので、今まで基本的に試し読みで終わっていたのに、もうこれは絶対買う!と言って即買いしてしまいました!
自分が見始めたときは2巻まで出ていたので、とりあえず2巻まで買って読んで、途中の展開に感情移入してしまい、今まで物語で泣くことのなかった自分が本当に泣いてしまったり、胸がじわぁっと痛くなったりして、それでも本当に幸せで、この世界を見ることが生きる楽しみになっていました。この作品は一つ一つの感情の表現の仕方が絶妙で、主人公の心情の微細な変化が伝わってきて、もう本当に良くて、今の語彙力では表せないような、幸せな気持ちが溢れました。
ここからは言葉にしたかった、心の叫びのようなものです。日が流れ、待ち侘びた3巻が出た時、勿論即買いしたのですが、見ないようにしていても、目次で目に映ってしまいました...。わかっていても辛くて、この世界を見ることがもうできないということが辛くて、泣きました。これに出会ってから異常に涙脆くなった気がします(笑)でもいつか来る最後、見届けようと覚悟を決めて読み進めました。1ページ、また1ページと巻末に進んでいくにつれて、二人の紡ぐ幸せと、湧き出た切なさが入り混じった、ぐちゃぐちゃの心が震えました。永遠にこの幸せに浸っていたい、本当に他には何もいらないと思いました。今でもまだその心を捨てられずにいます。それだけ本当に心を救ってくれた作品だったんです。でも彼らの、或る星の物語は終わっていないと、どこかで楽しく笑い合ってると願っています。
やっぱり私は最後は幸せであるべきだと思います。なので、これを言って終わりにします。完結おめでとうございます。そして、お疲れ様でした。