エリンさんのレビュー一覧
レビュアー
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ネタバレ 購入済み
スッキリ感が少なめ
主人公は大変常識的な令嬢です。読み手としては感覚が一番近いので、読みやすさはあると思います。
国王は相当バカです。最初の登場人物紹介に「優秀な統治能力を持ち」とありますがこれは作者のひっかけでしょうか?実際にはサッパリです。そもそも後宮は政治・権力と密接に繋がっているのですから、そこが把握できてない時点で為政者として完全にアホでしょう。しかもどこからともなくしょうもない男爵令嬢を拾ってくる意味がわからない。文脈的にも意義が無さすぎる。過去のトラウマで壊れちゃってるのはバカの理由にはならないと思います。
悪役のローズもパッとしません。頭が悪すぎるし、正妃になりたいのは分かるけど、やり方が支離滅裂で子どもの癇癪かと思うレベル。全然悪役としての面白みがない。
全体を通して「これって伏線?」という細かい表現が散りばめられているものの、それを回収する様子もなく、モヤモヤしてストーリー終了。
主人公に突出したギャンブルの才能がある理由の説明は無し(都合が良すぎる)、超有能な侍女の正体も不明(これも都合が良すぎる)、かつての後宮の惨劇の真相は不明(これがそもそもの元凶では?)、ローズの亡霊の正体も不明(この話題を持ってきた意図も不明)…
登場人物たちの行動原理とか価値観はあやふや、登場人物の数だけ増やしてそれぞれが薄っぺらい印象。芯のある人間が少なすぎる。
だからスッキリ感がない。読後に爽快さがない。時間とお金を消費して、結局何を読んだのだろうと思ってしまいました。物足りない。 -
因果は巡る~誰が彼らを殺したか~
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購入済み
購入済み煩雑すぎる
倫理観が欠落した人々が不幸になっていくお話。それは愚行蛮行の報い。20年前に腐った権力と妄信の正義のもとに解決したかのように見えた事件の因果。賢い者は自らの足で立ち、または後ろで糸を引き、愚かな者は全て失い、または無惨な死を迎えます。
面白くないわけではないのですが、過剰に煩雑になっている気がします。
登場人物が多くて込み入っていて、それに必然性があれば良いのですが、単に登場人物を増やしてページを稼いでいるのかしら?と思うほど過剰です。
途中どうでもいい場面もいくつか挟み込まれて興が削がれました(これは明らかにページ稼ぎ)。
精神疾患や自死が割と軽々しく扱われているように感じるストーリーの流れもあり、受け入れ難い部分もありました。
同じ作家さんの「政略より愛を選んだ結婚。」が良かったのでこちらも購入してみました。が、「政略より〜」のほうが好みでした。 -
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購入済み
容赦のない復讐劇
王太子に婚約破棄された令嬢の痛快なザマァ…だと思って読んだらとんでもないことになります。悪事を働いた者、他に害をなすレベルの頭からっぽ馬鹿は、まさに完膚なきまでに復讐され、チリの如く消え去っていきます。復讐というか、やった事の代償を払わされているだけなのですが、手を出した相手の執念がとんでもなく凄まじかった…
婚約破棄された令嬢はほとんど登場しません。王太子と、令嬢を蹴落としたバカ妃の愚かな行いが続き、その娘のサイコパスぶりも遺憾なく発揮されるストーリーが大半です。ドキドキやハラハラは皆無。胸糞悪いですが、最後のザマァまでの我慢と思って読み進めると、素敵な因果応報が待ち受けています。
終盤かなりダークな感じになるので、苦手な方にはお勧めしません。本当に容赦ないので、私はとてもスッキリして好きですが。
長い年月をかけた完璧な復讐劇、オススメです。