あらすじ
「一人だけ幸せになるだなんて、許されないでしょう?」
二十年前の夜におきた、凄惨な事件。
それは「正義」の名のもとに暴かれ、やがて関わった人々の人生を歪めながら、国全体を揺るがす出来事へと変貌していく。
愛する人に裏切られ、その身を使われた者。
自らを正義と信じ、疑わなかった者。
すべてを失い、沈黙のまま遠い地へと姿を消した者。
そして――知らぬ間に、誰かの「加害者」となっていた者。
時は過ぎても過去は消えない。被害者たちの憎しみが癒えることも、決してない。大切なものを奪われ、「正義」の名を掲げた瞬間、人はどこまでも残酷になれる。
因果は巡る、巡り続ける。
正義の鉄槌を下した者たちにも、やがて……
感情タグBEST3
煩雑すぎる
倫理観が欠落した人々が不幸になっていくお話。それは愚行蛮行の報い。20年前に腐った権力と妄信の正義のもとに解決したかのように見えた事件の因果。賢い者は自らの足で立ち、または後ろで糸を引き、愚かな者は全て失い、または無惨な死を迎えます。
面白くないわけではないのですが、過剰に煩雑になっている気がします。
登場人物が多くて込み入っていて、それに必然性があれば良いのですが、単に登場人物を増やしてページを稼いでいるのかしら?と思うほど過剰です。
途中どうでもいい場面もいくつか挟み込まれて興が削がれました(これは明らかにページ稼ぎ)。
精神疾患や自死が割と軽々しく扱われているように感じるストーリーの流れもあり、受け入れ難い部分もありました。
同じ作家さんの「政略より愛を選んだ結婚。」が良かったのでこちらも購入してみました。が、「政略より〜」のほうが好みでした。