結末が哀しい
自分が信仰し大事にしていたものを突発的に自分で壊してしまう、我に帰った時の精神状態は計り知れません。心が割れてしまうのも判ります。
現実世界でも虐待のニュースは絶えず、それを知るたびに親も子どもと同じ苦しみを与えられて死ねばいいのに…と思っているのですが、今回のお話で私が引っかかりまた物語的にも鍵となったのは子ども自身に親の生死を決めさせるというところでした。
子どもだけ逃して勝手に殺していたら子どもも負い目を感じず、天使も死なずに済み、虐待する親を消し続けることができたのに(良いか悪いかは別として)。
天使が純粋な気持ちで放火殺人をしていたからこその切ない結末でした。