緻密なストーリー展開
16世紀イタリアの時代背景が細やかに描かれており、物語の世界観へスムーズに引き込まれます。
長年厨房で働いてきたヒロインは、傭兵上がりで不器用なヒーローの思いやりに気づけず、最初は反発してすれ違ってばかり。しかし、ヒロインの機転をきっかけにヒーローたちが領民と打ち解け始めた矢先、大きな事件が勃発します。
事件を経てヒーローの本心が明かされる後半の展開は、怒涛の伏線回収も相まって胸が熱くなりました。実力派著者ならではの緻密なストーリー展開と、不器用な二人の純愛を存分に楽しめる傑作です。