• BECK 超合本版(6)
    ネタバレ 購入済み

    ラストへのばら撒き。

    この五冊を読み終えて、改めて思ったのは、この作品は「音楽漫画」というジャンルに収まるものではない、ということだ。
    確かに作中には、ギター、ライブ、バンド、成功と挫折といった音楽的モチーフが溢れている。だが読み進めるほどに、「ロックとは何か」「誰がロックなのか」という問いは、むしろ分からなくなっていく。

    登場人物たちはそれぞれロックであり、同時に誰もが決定的なロック像にはなりきらない。才能、覚悟、犠牲、継続、そのどれか一つで定義できるほど単純ではないからだ。もし“ロック”を分かりやすく括るなら、ブレずに立ち続けるマットが最も近いのかもしれない。しかしそれも、あくまで仮置きにすぎない。

    物語の

    #タメになる

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    2026年01月06日