結末が綺麗すぎる
私も少し似た風な家族だった。だからすごく共感して最後まで読んだが、ラストは母親を救うと言う何て優し過ぎる主人公=娘何だろうと思った。娘が嫌い疎ましいとハッキリ思うなんて異常だし、あり得ない。その上自分は可哀想なヒロインみたいに陥り喚く。作者さまの作品はいろいろ見てるので最後もガッツリとねじ伏せてくれるかと思いきや、最後救いの手を伸ばしている。ガッカリしたラストだった。なので☆ -1。
私も姉で弟がいる。初め男の子が産まれるかと期待したら女の子でガッカリし名前も簡単に決まった。次に弟が生まれ字格などいろいろ考えた名前らしく、本当に我儘でもうまく転がるような人生を送っている。
弟の我儘は最大限に聞き入れ、私には厳しく話がわかるからと自分達(親)の不平不満を平気でぶちまける。私は「何を言っても話がわかるから言うけど」と言う一見、えらいわね、いい子ね、信頼しているからみないなこのセリフが1 番凄く嫌いだ。ただ自分達の主張を正当化し無理矢理納得させ捩じ込み、自分達はスッキリすると言う酷い行為にしか過ぎない。
この母親の虐待とも言える日常の娘に対する態度はあり得なく残酷だ。本当に救いは主人公の強さ、頑張る力だと思う。私なら、絶縁する。
子供は母や親から褒められたい、役に立ちたいと思うと思う純粋な心を持つ。私も母の為にと尽くしたりもしたが私自身が妊娠した際の行いが酷くがっかりとさせられた。私も娘が居て同じ娘、息子で母と同じ立場だが、娘にはかわいいかわいいと育てある程度は甘やかして間違って八つ当たりをしてしまった様な怒り方をした際は必ず謝っている。なるべく私と同じような境遇には絶対にさせない為に。
だからラスト、主人公は人として素晴らしい人物だと思った。