かなり面白い!
主人公は淡々と語る。こういった語り口のものは連載が進むうちに「自分の言ってることが正しい!!」という作者の持論の押し付けが見え隠れしてしまうものだけれど、整くんにはそういった押し付けがましさがない。
淡々としているけれど、「ふう、やれやれ」系の無気力系主人公とは違って、ちゃんと自分の意思のようなものがあるのでとても好感が持てる。
ベテラン少女漫画家らしい繊細な感覚がありながら、整くんがちゃんと今どきの大学生っぽさのあるキャラクターなので古くささがない。
今回もとてと良かったです。新刊も楽しみにしています。