• ゴーマニズム宣言SPECIAL コロナ論

    問題提起は凄い、でも説得力なし

    タイトル通り小林よしのり氏による「傲慢」な主張。
    書いてある事は確かに日本人が世論がそうだからとスルーしがちな問題の本質に目を向けており、問題提起の作品としては大いなる意義があると思います。

    しかし、あまりにも表現・言い方が一方的過ぎて説得力・納得できる要素が皆無なのが残念なところです。

    作者自体も典型的な「ああ言えばこう言う」タイプで、持論に不利な面が出たら論点をすり替えているのが本書だけでも散見されるので、イマイチ噛み合いません。

    問題提起というか、こういう意見もあるのだなぐらいにとどまっている作品です。

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