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  • 紳士と乙女の密約【あとがき付き】

    時代考証もよくされていると思う

    王党派(ルイ18世)とナポレオン派でピリピリしている、王政復古期という、大変な時代を、貴族の身分を隠して機織りの仕事をすることで、ナポレオン派の目を欺く侯爵夫人という、興味深い話だった。当時のフランスがいかに不安定な時代だったか分かった。
    ジャックはカッコいいし、主人公の女性はたくましく、男性の相手役にお似合い。

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  • 第3のギデオン 5

    アルトワ伯は

    人の嘘を見抜ける能力を持つ兄・ルイ16世に託されて、自身もマリーとその子供たちを助けたくて連れていこうとしただけで、アルトワ伯は決して悪い人ではない。危険な状況の中、「入浴中以外に説得しに行く」なんて悠長なことをしている余裕が無かっただけなのに、アルトワ伯は王妃に嫌われてしまったのだとしたらあんまりだ。マリーの強い意志に、「何としても連れていきたい」思いと「連れていけないのであればいっそ思いのはけを吐きだして嫌われてしまえ」という思いが交錯してとった言動の結果、マリーの心を傷つけた状態で亡命する形になってしまった。せめて王妃には彼の真意に気付いてほしい。もう出てこないのかな?シャルル10世にな...続きを読む

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