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子供に読ませたい
原爆を投下された悲劇からはや75年が経過しましました。この作品に触れるまで、原爆投下に対しては、ただただアメリカへ強い怒りを感じておりました。また、その感情の先に平和はないのだろうなとぼんやり感じておりました。この物語で表現されている敵味方を超えた人間に与えられている愛する心の存在を作者はリアリティを持って教えてくれています。現代社会に目を向けますと、社会は分断の方向に向かい、コロナ禍でそれを加速しているように感じています。こんなときだからこそ、この本を子供たちに読んで欲しいと感じました。
どんなに追い込まれた世界にも、人間の愛する心はきっとある!このことを改めてこの本は教えてくれています。