• 情報なき国家の悲劇 大本営参謀の情報戦記
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    情報軽視の問題は今も変わらずか

    情報の軽視が、太平洋戦争で日本に何をもたらしたかが、部外者の分析ではなく、情報職人だった著者本人により、克明に記された名著。組織での情報軽視、情報を扱う人への軽視が、国や軍隊だけで無く、企業やあらゆる組織に何をもたらすかについて、深く考えさせる。

    孫子の兵法にも、情報、間=諜報員の将による重用こそ戦の肝と書かれているが、意思決定、戦略決定の鍵を握る情報の重用、不確かな中で如何に少しでも確からしい情報を導くかの戒め、教科書として、何度も読み返したい。

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    2020年04月25日