あの暗い時代のやるせなさ…
子供の頃に学校で聞かされた「自虐史観」による戦争。
大人になり、ある程度色んな角度から物事を見る事ができるようになりました。
「自衛のための聖戦」の側面と「侵略戦争」その両方の側面もあるので、私ごときが語る事はできません。
しかし、一つ言えるのは鬼熊軍曹の言葉の通り「死ねば泣く親もあれば女房もある兵隊」の存在が全てです。
読んでいて率直に鬼熊軍曹の人柄を愛してしまいました。
続編で片岡譲君がどの様な大人となったのか?また他の登場人物がどの様な人生を送ったのかを読みたいと言うのは贅沢でしょうか?