【感想・ネタバレ】ほんとうの空色のレビュー

あらすじ

貧しい母親と2人暮らしの少年フェルコーは絵が得意だが,絵具を持っていない.ある日,野原の花のしるで青い絵具をつくり,空を描いた少年は,つぎつぎと不思議な出来事にめぐりあう.少年の淡い恋を描く,みずみずしいハンガリーの名作.

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

ほんとうに素敵なお話しでした。
ハンガリーのはなしは多分初めて読んだと思うけど、学校の様子、家庭の様子、農家のみ様子などがとてもよくわかりました。
こんな絵の具があったら、、、なんて夢が膨らみますよね。終わり方も良かったよね~

0
2016年10月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

学習という月刊誌の付録で小学生の時(数十年前)に読んで深く心に残っていた。絵から太陽が照りつけたり、雨が降ったりというところと用務員が印象に残っていた。でも、一番心に残ったのは最後の8行。今読んでもやっぱりいい。
 “日曜日の午後”と締めくくるのは余韻を深めた。

0
2013年02月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

フェルコーが不思議な用務員さんからもらった、塗ると本物の空がそこに現れる絵の具。
雨の日には雨がふり、夜になったら星が出る。

いじめっこに絵の具をとられたり、いろいろあって最終的に空は
フェルコーの普段着の半ズボンの内側にしか存在しなくなってしまうんだけど、
それを、好きな女の子の「子供の服は卒業しましょうよ」の一言であっさりと脱いでしまうところが良い。
魔法の絵の具よりも素敵な彼女を見つけ、大人になるファルコー。

0
2013年02月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

相変わらず感想文が下手なので読むかたは、このコメントは
ネタばれになっちゃうのかな・・・でもとてもうれしかったので
感想を書かせてください。


※※※

ハンガリーの世界観がじぶんのすきな世界観であることに
あらためて確信して ほうっ。。。と うれしいため息がもれそうだった。

日の昇る時間の屋車菊の花畑で 咲いているほんの数分の間に花を摘む。
どきどきとさせるこのシチュエーションに胸が高鳴る。

急いで想いを募らせ、花束をしぼる。
お母さんが雑巾をしぼるのを思い出しながら、
ギュッギュッとしぼる。
花束から青の色、
”ほんとうの空色”がうまれる

なんてすてきな話なんだろう。

”ほんとうの空色”をめぐって、絵具のほとんどを
いじめっこにとられてしまうんだけれど

ほんの少し、・・・ 残ったそのほんの少しにロマンを残している。

くもりの空も、雨の空も 晴れの空も映し出す その空は
とても正直で だれもが知る空を そこに描いて映し出しているだけなんだけど、でもその”特別”に憧れを抱いてしまう。

そしてまた、この話のなかでもうひとつ
半ズボンの少年が恋をして、 
”ほんとうの空色”の秘密を そっと大事にしながら
また、すこし大人になっていく

こんなところも魅力のひとつかもしれない

ちょっとしたロマンと、 ちょっとしたユーモア
こどものころからある本を またわたしは繋いでいけるかな

0
2012年09月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

フェルコーが見つけた美しい空。

貧しく苦労する少年が窮地で不思議な存在に助けられて手に入れた宝物。それがほんとうの空色の絵の具である。天気が変わり、太陽が出たり夜になったりする空が描けるのだ。その空色を使ってフェルコーはピンチをしのいだり、冒険をしたりする。しかし使えばなくなってしまう絵の具、最後にフェルコーが見つけた空色が、少女の瞳だというのがとてもロマンティック。

0
2025年06月24日

「小説」ランキング