【感想・ネタバレ】王子ですが、お嫁にきましたのレビュー

小林典雅 / 麻々原絵里依

満月の夜、泉に飛び込んで強く願えば望みの場所へ行ける――伝説を信じ《願いの泉》に飛び込んだ王子アシェル。間近に迫った婚儀を前に、一度でいいから本気の恋がしたいと願った彼が辿り着いたのは、《げんだいにほん》の警察官・葉室岳の独身寮の風呂場だった。一方、突然現れた金髪碧眼の王子様に不信感いっぱいの岳。自分が運命の恋の相手のわけがないと拒絶するけれど……？ 異世界トリップ・ロマンス。

[ブクログ · ★★★★☆]

メルヘンの国から「げんだいにほん」への逆異世界トリップ。願いの泉に飛び込んで運命の人に会いたいと願い辿り着いたのは警察官の独身寮の風呂場で…というコメディ。素直で可愛い王子アシェルに、感極まるとすぐ失禁しちゃうしゃべるリスのピム。メルヘンの国で王子を溺愛してる教育係も、いいキャラしてる。

[ブクログ · ★★★☆☆]

この作者さんの本を読むのは10年ぶりの3冊目ですが、相変わらず恋愛以外の部分でやたら細かい描写にページが割かれる作風でした。
個人的にはもうちょっと恋愛成分が欲しい。
終盤のぶっこわれ気味の攻の言動はなかなか好きです。

しかし、最初の方からずーっと気になってるのは、
こんな仮住まいみたいな寮の風呂をつなげちゃっても、引っ越したら使えなくなるんじゃ…？