【感想・ネタバレ】ヤマケイ文庫 新編 黒部の山人 山賊鬼サとケモノたちのレビュー

あらすじ

戦後、大衆登山黎明期に、北アルプス最奥部で暮らした人々のさまを活写した
『黒部の山賊』(伊藤正一・著)。

このベストセラー山岳名著に登場する愛すべき山人(やまど)、
知られざる「黒部の山賊」鬼サその人が語る山の民の生活譚。
大自然に生きた生活者が披露する、今や失われた山語り・猟語り、そして自分語り。

巻末に解説「山の賢者」(池内 紀)を収録。

<内容>
ボッカ・ガイド・遭難救助
ボッカ/ガイド/遭難救助

イワナ釣り
職漁/イワナ釣り談義

猟師
小物猟/クマ/カモシカ/根拠地と荷揚げ/カモシカ狩り・そもそもの初めから/
犬を使うカモシカ狩り/犬のいないカモシカ狩り/吹雪とナダレ/カモシカ追いと事故/
鬼サのなげき/附・炭焼き

あとがき
解説 山の賢者(池内紀)

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Posted by ブクログ

『黒部の山賊』から。鬼窪さんすごすぎる。身体が丈夫なのはもちろんだけど、勘がものすごくよかったのだろう。一昔前の山の話なので読み物として面白い。アクシデントに見舞われてもその場でなんとかする姿勢を見習いたい。

0
2025年05月11日

Posted by ブクログ

鬼窪善一郎『新編 黒部の山人 山賊鬼サとケモノたち』ヤマケイ文庫。

戦後、北アルプス最奥部で暮らした人びとを描いた伊藤正一の『黒部の山賊』に登場する山賊鬼サと呼ばれた鬼窪善一郎が自らの言葉で語る山の生活譚。

日々、自然を畏敬し、自然から活きる糧を得ながら自然に学び、自然の中で自然と共に暮らす山人の暮らし。我々現代人が失った正しい人間の暮らし方なのかも知れない。

ボッカ、山岳救助、渓流釣り、狩猟と自然と共に活きた鬼窪善一郎の貴重な体験談が本人の語りの聞き書きにより描かれる。

1989年に刊行された作品の復刻。鬼窪善一郎は1914年に生まれ、1996年に亡くなっている。

定価880円
★★★★

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2021年08月30日

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