【感想・ネタバレ】謎を買うならコンビニでのレビュー

あらすじ

コンビニバイトは街の隠れた名探偵!

あなたの謎、私が買いましょう。
――お金を払ってでも、あなたの悩みを解きたいんです。

メフィスト賞作家が放つ青春ミステリ!

優れた頭脳を持つも女性への気遣いが苦手な高校生・春紅が、とあるコンビニにバイトで入店した。彼の正体は2ヵ月前に店のトイレで起きた店員の不審死を潜入調査する探偵だ。警察に自殺と断定された事件だが、春紅は遺体に残された傷の形から周辺で連続する猟奇的な強盗殺人との繋がりを疑った。容疑者は7人、当時店内にいた店員と客。コンビニの知識を駆使して殺人鬼の正体を暴く。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

コンビニで起こる事件を、春江というコンビニで働く男が解決していく話です。少し唐突な気もしますが、私は結構面白いと思います!気になったら是非読んで見ては…!?

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2022年03月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 第56回メフィスト賞受賞作であるデビュー作への個人的評価は、微妙だった。昨年8月に約3年ぶりの新刊が出ていたのに気づき、手に取ってみたわけである。今回も舞台はコンビニだ。殺人鬼がどうこうとか…おいおい、物騒だな?

 今回の主人公は、コンビニ専門の名探偵(?)として活動する高校生・春紅。依頼を受け、彼は、あるチェーンの店舗で発生した不審死について調査するため、アルバイトとして潜入していた。設定自体すでに無理があり、前作が頭をよぎる。

 推理力はあるのかもしれないが、いきなり店内を勝手に調べ始めて咎められる。結局、彼の目的は他の店員たちに知られるわけだが、口が重いのは当然ではないか? こんな店員、普通なら即刻クビになると思うが。序盤から悩ましい。

 前作もそうだが、何なのさこのコンビニ…。揃いも揃って訳ありな人間ばかり。春紅がよっぽど聞き上手なのか、いつの間にやらベラベラと口を割っているし。背景にあるのは、コンビニという職場の過酷な環境ではあるのだが。

 全編を通じた謎に、訴求力があるかどうかは微妙なところである──と、前作の感想に書いたけども、前作より構成は練られているし、訴求力はあるだろう。感心した部分がないことはないし、全体構図は予想とは大きく違っていた。

 そりゃそうだろう、いくら何でもこんなに短絡的だなんて思わない。ネタばれになるので書きにくいが、実際に耳にする事例ではありますよ。作中の描写とはいえ読んでいてしんどい。積もりに積もって、ということなのだろうけど…。

 高校1年生からコンビニ勤務という秋保水菓さん。現在も勤務中なのかわからないが、コンビニ勤務経験が随所に活かされている点には触れておこう。今後ともコンビニに拘るのか? 力量はあるのだから、もったいない気がする。

 前作も本作も、良くも悪くも秋保さんの深いコンビニ愛を感じるのは確かだ。今や重要なインフラの一つとも言えるコンビニ。なくなったら困るけど、謎を買おうとは思わないかな。そしてまた、青春物っぽく終わったねえ。

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2022年02月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

表紙の子がかっこいいなーと気になって読んだら面白かったです。謎を買うという変わった設定が良き…。解決する側がお金を払うのは今まで読んだことないです。

あらすじを見ずに、表紙のみでほのぼの日常の謎系かな?と思っていたら、思いっきりミステリしてました。しっかりとした謎です。犯人も全然わかりませんでした。でも少し謎がくねくね絡まっているような印象です。

それにしてもやっぱり理不尽なクレーム多いのですね。コンビニでは働いたことないので裏側を知れて楽しかったです。どの業界にも言えることですが、横暴なお客様は嫌ですね。知らずのうちに自分はそうなってないか不安になる1冊でした。

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2022年05月16日

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