あらすじ
スポーツ経験者はもちろん、日本で生活していればどこかで必ず出会うことになるスポーツ用品メーカー・ミズノ。
どこか地味な印象ゆえ、ビジュアルでは外国系メーカーに押されがちな同社ですが、世に送り出す商品はどれも「日本のものづくり」のよさが凝縮された一級品。
そのため、日本人だけでなく、世界のアスリートからも愛されています。
近年は運送会社やコンビニのユニフォーム、そして自動車部品の素材など、スポーツ以外の分野でも支持されており、実はあなたが思っている以上に身の回りにはミズノが溢れています。
にもかかわらず、ミズノという会社は自社の実績をアピールするのがちょっと苦手なようです。
そこで本書は、ブランディングのエキスパートでミズノファンでもある村尾隆介が、ミズノという会社にまつわる、もっと知られるべきエピソードを同社に直談判してかき集めた一冊です。
・超一流メジャーリーガーとの長きにわたる関係性
・ミズノが「まちづくり」に参入していた!?
・人気アパレルブランドとのコラボ
・新素材の開発も実は最先端
・Jリーグはミズノなくしては生まれなかった
など、思わず他人に話したくなる内容が満載。
読んだ後には、家の中のミズノグッズを探してみたくなるかもしれません。
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感情タグBEST3
Posted by ブクログ
著者がミズノ さん大好きすぎて面白かった。
メーカーとして、自社愛を持てる歴史と風土が揃って、さらにそこに合う人たちが集まってきて、らしさが強固になっていく、好循環があるのでしょうね、理想的ですね。
Posted by ブクログ
経営コンサルタントである著者がスポーツ用品メーカーであるミズノについて扱う用品はもちろん社内やさまざまな角度からその魅力について書いた一冊。
2人の兄弟で野球談義から話が膨らみ戦後に創業しそれからさまざまなスポーツにおいてその名を知られるようになり、バットやスニーカーといった用品はもちろん私たちの生活の身近なところでミズノの製品があることを本書で知りました。
また、宅配業者のユニフォームや学童保育、健康増進のために自治体とパートナーシップを組むなどスポーツ以外にもさまざまな分野で活躍する姿を知ることもできました。
また、水泳の池江璃花子選手やサッカーの本田圭佑選手などアスリートについては現役時の用具や生活面の細かなところはもちろん引退後のセカンドキャリアもサポートしていること日本人大リーガーの担当を1人でしていることなど
そんな本書の中でもカッターシャツやボーリング場や甲子園の発祥はミズノにあったことや厚底ランニングシューズやゴルフのクラブや軟式野球のバットで革新的な製品を生み出していることを本書で知り他者の一歩先を行っていることが強く印象に残りました。
やりたいことをやれる社内風土でここまで成長してきたことを感じ、街のスポーツ用品店や海外のスポーツ途上国への支援などスポーツに関わる人全てにサポートを行いスポーツの素晴らしさや魅力を伝えていっていることを感じました。
野球やサッカーといった人気のあるスポーツはもちろんマイナーなスポーツもサポートし、私たちの生活にも密接に関わりのあるミズノの魅力を知ることができ、SDGsが普及し時代が変わる中で今後スポーツを通してどんな存在感を放つのか楽しみになる一冊でした。