【感想・ネタバレ】売れない漫画家と世話焼きの怨霊さん (2)のレビュー

あらすじ

売れない少女漫画家・左江内夜郎と
その部屋に住み憑く怨霊のドタバタ同居コメディ完結!!

見た目は怖いが料理・掃除・洗濯・漫画のアシスタントも完璧で、そのうえ左江内の描いた漫画を「最&高」と血の涙を流しながら喜んでくれる怨霊さん!

そんな快適な2人(?)暮らしが続き、
いつしか左江内は怨霊さんが居ないと何もできないカラダになってしまい――!?

海水浴、クリスマス、お正月など怨霊さんと過ごすイベントは最後までいろんな意味でドキドキしっぱなし♪
★単行本カバー下画像収録★

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 売れない漫画家さんと、そのファンの怨霊さんの物語も2巻で店仕舞い。
 ショートショート形式で描かれる物語はイベント豊富で、夏コミ、クリスマス、お正月、バレンタイン、花見、そしてまたの夏で海水浴に花火……と一通りのイベントが描かれている印象だ。
 お隣さんに怨霊が憑いたり、最後の最後でさらに同居人が増えたりと、賑やかなまま物語は完結までひた走っていた。

 売れない漫画家は売れないままだったが、それもまたタイトル通りで正しくもある。
 我々が覗く彼の日々はこれにて終了だが、彼の漫画人生に幸有らんことを願いたい。


 余談だが、何でもないような怨霊さんとの日常の数々は、連載という形式で輝く内容だったと思う。
 Twitter漫画のような、新話が来たらとりあえず読む、読んだら楽しい類の作品だった。
 それだけに、刊行ペース的な苦しさもあったかな、とは思う。(1巻が2021年7月刊行、2巻が2022年11月刊行)

 面白い作品だったが、そこが足を引っ張った印象が拭えず、星四つ半相当と評価している。
 日常的な面白さのある作品だし、繰り返しになるが、単行本より連載で読みたい作品だった気はする。

0
2022年12月16日

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