【感想・ネタバレ】現代好色一代女のレビュー

あらすじ

男の欲望のまにまに押し流されて生きる美しい母・よし乃。真実の愛を求めて悩む娘・ゆかり。夫の岳夫と母との不倫な関係を知ったゆかりは、恋人・篠田との新生活を望みながら、夫の脅迫に怯えその腕に抱かれつづける。この女体の哀しさは、母の弱さとどこが違うといえようか……。戦争を境に、衣笠家は没落した。かつて宮家の姫たちに仕え由緒ある豪農に嫁いだよし乃は、夫・義則の嗜虐的な愛撫に馴らされていたが、夫の死後は女手一つで生きるため、次々と男に身を委せていくのだった…。女盛りの寡婦のたどる数奇な男遍歴を通して、女体に潜む「業」を追求した、円地文学の会心作。

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美貌の少女

美しいヒロインが加虐趣味の夫に悩み。娘の婿に恋する。
丹羽文雄の主人公ならたくましく生き残るんですが。
円地文子が描くとはかなくなってしまうのですね
昭和30年代の恋愛小説なんだなあ

#ドロドロ #ダーク

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2021年10月16日

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