【感想・ネタバレ】龍膽寺雄 焼夷弾を浴びたシャボテンのレビュー

あらすじ

突如文壇から姿を消した小説家は、戦後、サボテンの栽培研究で知られるようになる。サボテンを通じた「荒涼の美学」や科学観を精選。

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Posted by ブクログ

全く知らない著者。
園芸界では有名なのだろうか。
確かに、並々ならぬシャボテン愛を、端々に感じた。
戦争中の話は特にそうで、こんな人もいたんだという驚きとともに、皆が皆、暗澹と窮々と生きていたいただけではないことに、不謹慎ながら、なんだか笑えるし、ほっとした。

科学的な内容であっても、どこかしらに広がっていく感じの文章は、始めは馴染めなかったが、最後の方では平気になっていた。なるほど小説家らしいというべきか。

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2020年07月03日

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