あらすじ
隅田川沿いにある旅籠〈雪月花〉に変わった客が現れた。無理な注文ばかりを言う客に、ついに里緒はぴしゃりと強く言い、客はおとなしくなった。少し経って江戸で〈旅籠番付〉が売り出されたが、〈雪月花〉の点数が非常に悪く、落ち込む里緒。と、ある日、文句を言っていた件の客が殺された。〈番付〉に悪く書かれていた里緒にも疑いが向けられる。はたして衝撃の真相は……。江戸の風情と料理、人情が詰まった好評シリーズ第七弾。
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Posted by ブクログ
雪月花の客にしては嫌なヤツが泊まりにきました。その客の無理な要求を毅然とした態度で断る里緒。
実はその客は“旅籠番付”を発行していて、雪月花は番付の下の方に位置付けられていました。
その客が殺され、里緒に疑いの目が向けられ ―― 。
良い客層に恵まれている雪月花。番付が下がってもさほど影響はなさそうですが、女将の里緒は落ち込みます。
さらに殺人の疑いまでかけられました。
懇意にしている同心の隼人が下手人をあげようと頑張ります。
事件解決後、覚悟を決めた隼人はついに里緒を自分の母親に会わせます。
二人の関係がどうなるのか、雪月花はどうするのか、次巻が待ち遠しいです。