あらすじ
世界中を歩き、酒場で煙草を片手に飲み明かす。随筆の名手の、深く、おいしく、時にかなしい極上エッセイを厳選。「瓶のなかの旅」「書斎のダンヒル、戦場のジッポ」など酒と煙草エッセイ傑作選。
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Posted by ブクログ
他にもこのジャンルに一家言ある作家は古今東西いるのだろうが
現代と地続きに見える感覚を纏う物書きの、前時代的かつ近代的な酒と煙草への愛着と思索。
Posted by ブクログ
酒と煙草、ばっかりだ。
どちらもやらないものにとっては、本当にどうでもいい話である。
しかし、なぜか、面白い。
パイプがいかに芸術的で、吸うのにも技術と時間が必要なのか。
ライターへのこだわり。私はタバコも吸わないのに、この本に触発されて「イムコ」という元々オーストリアで作られていて、今は日本で作っているライターを買ってしまった。
酒の種類も数多い。アブサンやそれに似たものなど、聞いたことのない、飲むことのない、飲んだとしても違いも味わいも値打ちもわからないものが出てくる。
あまりに酒、煙草の連発なので、どちらもやらない、どちらかというと嫌いな人間には、本当に堪能した作品であった。