【感想・ネタバレ】フシノカミ 2 ~辺境から始める文明再生記~のレビュー

あらすじ

本にしかない豊かな生活を送りたいのです。

前世らしき記憶を持つ少年アッシュは文明豊かな生活を今の世に取り戻そうと決意する。

書物を読み解き、貪欲に知識を蓄えていく一方それを日々の生活にも次々に活用していった。

そして、森で遭難した際、不意に見つけた”植物”が、貧しい村に大きな変革をもたらす第一歩となる――。

夢の生活へ邁進する少年が、書物を読み解き歴史を突き動かす文明復旧譚、第二幕!

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軟膏から養蜂

本が時を繋いでいく描写が巧み。人と人とを繋いでいく展開や、技術や文字を継承していくのもまた趣があって良い。こういうまともな作品がアニメ化されたらいいんだけどな

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2025年10月14日

購入済み

アッシュ

本の虫というか知識の虫なところは別作品のマインさんとおんなじですかね。
農村地帯で肌を露出するのはどうかと思うのですが、それでもへそ出しスタイルは可愛いので許します。

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2022年07月18日

購入済み

文字が読めるという事、知識があるという事が大切だと思わせる話だった。
これからのアッシュの成長が楽しみです。

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2022年01月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 文明復旧を目指す転生少年の物語、コミカライズシリーズの第二巻である。

 転んでもただは起きぬどころか、周りの薬草を全部引っこ抜く勢いの主人公・アッシュが織りなす物語は、森での遭難という非常事態から新たな薬の開発へと進め、さらにそこから養蜂という失われた技術へ……と物語は進行している。
 そしてその中核にあるのが「本」の存在であるのは、今巻の新キャラ・フィルターニャとの対話からも明らかだろう。
 派手な展開の仕方はしていないが、「本」によって確かに受け継がれた物語の描写にはグッとくるものがあった。

 コミカライズとしての特色を見ると、原典版(ネット小説)の一人称型よりも編纂版(書籍版)の三人称型に近いスタイルである。
 この二巻ではその特色がよく出ていて、村長夫人のユイカやその娘のマイカの視点もふんだんに描かれている。
 あるいは原作ではチョイ役の母親もまた描写され、文中で現れなかった存在が視覚的に見えてくるのは、原作読者にとっても楽しいことである。

 加えて、今巻で改めて思うのが

「テキスト量が多いよなあ……」

 という実感である。
 丁寧に描かれた物語であればこそ、テキスト量が多い。
 そしてそれを丁寧にコミカライズしているからこそ、会話文・地の文の両面でテキスト量が多くなっている作品である。
 それをここまでコンパクトに、ストーリーの流れを壊さず描出しているのは、率直に言って剛腕という他ない。
 それも、薬を扱うモルモット周りの描写や自分で実験する様など、マッド科学者的な主人公像といった情報も目に見えてわかる形で描かれている。

 アッシュに反感を持つ少年・ジキルとの対立構造なども、コミカライズで鮮明になっているポイントだろう。
 原典版の一人称では容赦なく割愛される敵役であったし(この辺、原典版はマジで無情である)、こうした点はコミカライズの特色と言っていいかもしれない。


 というわけで、今巻も良質なコミカライズを楽しませていただいた。
 今巻も星五つで評価したい一巻である。

 ストーリー的には派手ではなく、また原典版・編纂版読者の感想となってしまって恐縮だが、シンプルに「漫画が上手いなあ」と思ったのも事実なので、そこは正直に評価を置いておきたい。

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2021年12月18日

購入済み

マイカさん

全力でアッシュくんを落としに行くマイカさんとそのお母さん。マイカさんなんかは健気であると感じると同時に、この年齢からあの手この手で近づこうとする強かな感じがとても良いなと思いました。

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2022年08月15日

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