あらすじ
刊行以来、賛否両論を巻き起こしたエスノグラフィ、ついに翻訳。
社会学の巨人アーヴィング・ゴッフマンを父にもつ著者・アリスは、フィラデルフィアの黒人居住地区「六番ストリート」に六年間暮らし、さまざまな罪状で追われる若者たちと日々を過ごす。
頻繁に行われる逃走劇や、警察による家宅捜索、刑務所を訪れる恋人や犯罪に加担する家族たち——。
麻薬や殺人とも深く結びついた生々しい営みをつぶさに観察していく中で、アリスは大きな事件に巻き込まれていく。
犯罪が日常化した暮らし、巨大な影響を及ぼす司法システム、それに対する人々の一筋縄ではない関わり……。「これが、アメリカで生きる黒人たちのリアル」
【目次】
■ プロローグ
■ まえがき
序章
第一章 六番ストリートの少年たちと彼ら彼らの法律上の問題
第二章 逃走術
第三章 警察がドアをガンガン叩くとき
第四章 法律上の問題を個人的に使える手立てに変える
第五章 犯罪者となった若者たちの社会生活
第六章 保護と特典の市場
第七章 クリーンな人々
結論 逃亡者のコミュニティ
■ エピローグ——六番ストリートを離れる
■ 謝辞
■ 付録——方法論ノート
■ 原注
■ 訳者解説
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
社会学者のゴッフマンとの理論的なつながりの説明はない。フィラデルフィアの黒人地区にフィールドワークに入って、抗争に巻き込まれて終わるまでの話である。しかし、付き合っていた男性が殺された男性の仇をうとうとしていたので、自分も撃たれる危険はある。フィールドワークがこれ程大変ということを自覚させるような話である。付録でフィールドワークの方法を示しているのかと思ったら全く違う。
危険と隣合わせのフィールドワークであり、今までの研究ではそれを書かなかっただけなのかもしれない。