【感想・ネタバレ】生涯うなぎ職人 二百年続く老舗『野田岩』の心と技のレビュー

あらすじ

★2013年7月29日・NHK総合『プロフェッショナル 仕事の流儀』で放送されました。
※おかげ様で大変評判良くタイミングによりましてはAmazon在庫品切れとなっておりますが、
小社ホームページよりすぐにお買い求め頂けますので「商業界」でご検索ください。

★ミシュランガイド東京2011年版で一ツ星を獲得した老舗のうなぎ屋「野田岩」五代目
★野田岩パリ店を中心に、フランスのワイナリー、三ッ星レストランを、今も毎年探索
★83歳でヒマラヤ登山に挑戦!
★昭和天皇にも愛された老舗の味を継承する思い
★衰えぬ好奇心、洒脱で粋な昭和初年男児に、今こそ「時代を生き抜く力」を学ぶ。

「職人として技術を磨き、若い世代に伝えていくこと。商人として正しく商い、店を損得ではなく運営すること。
経営者として従業員を育て、店の将来を考えること。これらはすべて、回り回ってお客さまのためになることです。」(第一章 より)

職人気質の父、接客上手な母、苦楽を共にする弟子・・・
現代に必要な人材育成のすべてがここにある。


第1章 頑固なまでにこだわって
第2章 父の背に学ぶ職人としての生きざま
第3章 母が説いた商人としての心意気
第4章 先の見えない時代だからこそ
第5章 次代を担う人材を育てる
第6章 人間として、教養人として
(※本書は2010年6月25日に発売し、2021年7月9日に電子化をしました)

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

引用にも入れた冒頭ページの「店を出すために人を育てるのではなく、人が育ったから店を出す」という人材育成の考え方がすべて。
とりあえず食べにいきたい。

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2012年07月04日

Posted by ブクログ

金本さんの暖かい人間味が溢れる一冊です。うなぎ職人としての考え方は職人としての話だけでなく、他のビジネスにも精通しているように感じました。素敵な本です。うなぎ食べたい。

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2012年05月27日

Posted by ブクログ

・今日は昨日よりも美味しくつくろう、明日は今日よりももっと美味しくつくろうと、常に高みを目指して挑戦し続けるーそれが職人です。
・後継者にも従業員にも、それぞれに夢を描けるような店であることが大切です。夢とは「こんな職人になりたい」「こういう仕事ができるようになりたい」「いつか自分でも店を持ちたい」といったことです。今にも潰れそうな店では、誰だって後をつぎたくはありませんし、雇われる方としても不安なので、日々の仕事に身が入りません。その反対に安心して仕事に励める環境であれば、それだけ技術が向上し、職人として成長できます。人材育成という意味でも、経営の安定化は重要なことだと思います。
・父は私によく「人より早く出なさい」と言っていました。遅い時間に仕入れに行ったら、良いうなぎが手に入らなくなるからです。
・お客様はゼロでした。ただの一枚も売れなかったのです。この時の気持ちは筆舌に尽くしがたいものがあります。お客様は来て当たり前ではないのだと、つくづく感じました。
・従業員に、訪問先の店の内装でも料理でもサービスでも、私の目線をなぞって善し悪しを判断させる。それまで気付かなかったことにも思いが及ぶようになります。
従業員だけで行く時は「あのレストランはこれが評判だから、しっかり見ておいで」と助言をして送り出します。そして帰ってきたら「どうだった?」と感想を尋ねます。そうやって話をすると、店をしっかり見て来なければという意識で食事をしてきますから、従業員の店を見る目が育つのです。

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2011年10月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

うなぎ職人の著者が語る、職人とは、経営とはについての本。思っているよりも柔らかな語り口で語られる、芯の硬いお話の数々が出ています。

職人といえども、その時の時代の流れは敏感に感じ取り、変化することも必要なのだと教えられた。それは、味にしても、人に対し方においてもである。

今までの私の職人観を変える、そんな本でした。

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2011年08月25日

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