【感想・ネタバレ】きみは本当に僕の天使なのかのレビュー

あらすじ

推しアイドルとの疑似カップル生活!?

“完全無欠”のアイドル瀬在麗。
『彼氏発覚』『嫌がらせ不祥事』など、推したアイドルがことごとく引退していった僕の、最後の希望が、麗だ。
彼女が、僕の推す最後のアイドル。そう決めていた。
女性恐怖症を患い、女性と物理的距離が近づくと身体に不調が出てしまう僕が、勇気を出して参加した麗の『握手会』。
しどろもどろになりながら言葉と握手を交わしたその夜に、麗は何故か、僕の家に押しかけてくる。


「君さ、あたしの彼氏になってくんない?」


麗のその言葉から、僕の日常は急変した。
ステージの上に立つ麗しか見たことのなかった僕に次々と開帳されてゆく彼女の『オフ』の姿。
そして、麗が僕に近づいてきたことにも、「恋人になる」のとは別の目的があり……。
ただ憧れていただけのアイドルと共に過ごすことで、そのまばゆい輝きと、その下にぽっかりと口を開いた“深淵”を見つめることとなる。
女性を恐れながら、同時に憧れる僕。そして、アイドルとして輝きながら、どこか破滅に向かっているように見える麗。
二人の“恋人ごっこ”が向かう先にあるものとは。


“アイドル”を巡る、新たなる闘いの物語。

※「ガ報」付き!

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ジャンルで言うとちょっと捻ったラブコメの一派ということになるだろうが、アイドルが持つ要素のうち、他のラブコメがあまり触れないテーマにしない部分にガッツリ焦点をあてて向き合った怪作だと思う。
最初のキャラ設定と主人公たちのテーマを提示する触りの部分でかなり惹き込まれていて、あとはずっとその広げられた風呂敷の上でわくわくしていたと思う。
全体の構成としてメインの部分に入るまでやや長いかなと感じたけど、そこまで冗長ではなく読みやすかった。
あと、主人公はラブコメじゃないですみたいな言動してるのに読者から見るとしっかりラブコメとして楽しめるのもよい。

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2022年10月22日

ネタバレ 購入済み

アイドルという幻想を自らで具現化しようと懸命に駆け続ける少女たち、その夢を貪り「次への投資の為の再利用」と称する者たち、商業的な仮面の下で憤りを抑えきれなくなる少女。
とある理由から女性恐怖症となるが、異性への興味が無い訳では無くアイドルへの推し活動で精神的安定を得ていたが、それも倒壊寸前となっていた青年。
加えて、既に倒壊してしまったゴシップ誌記者。
芸能界周辺で昔から有る噂話を、それっぽく鬱憤を開放しようとしたけど、最後はどう捉えたものか…。

麗と優羽とのコンビでのラブコメとして良いのか、或いは他の意図があるのか…。
瀬在麗が振り向いて欲しかった「たった一人の男の子」って誰なんでしょう?

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2023年12月08日

購入済み

疑心暗鬼

前作が前作だった事と、この作品のストーリー的な流れを読み取って、
文章を作るのは巧いけど、知識不足なのか?調べもせずに妄想に走ったのかも判断出来なかった。
アイドルの事は良く解らんけど、身内にNHK紅白に12回かな?の出演経験あり(他界済み)、
親の知り合いにも日本の歌謡界の大御所も居る。
秋元以降の軽いアイドルとかに知り合いいないとは思うけど、
芸能界には明るくない作者なのは理解できたが、
何を伝えたかったのも解らなかった。
内容的に、商業化は難しいレベルの作品だと感じた。

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2021年08月06日

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