あらすじ
ファッション界を席巻するスニーカー。定価の数十倍で売買される人気スニーカーは国境を越えた争奪戦が起き、アメリカはもちろん、中国や中東など各国で富裕者層の所有欲求を満たすアイコンに。ネットはスニーカーの写真や動画で溢れ、まるで株式のごとくリアルタイムで売買するマーケットまで成立した。『Boon』(祥伝社)や『UOMO』(集英社)で編集を務め、長くその栄枯盛衰を見た小澤匡行氏はそうした状況を見て「それはもはや私たちが知っているスニーカーではないのかもしれない」「ターニングポイントはかつて日本で大ヒットしたナイキ『エア マックス 95』だった」と指摘する。業界の第一人者で、著書『東京スニーカー史』(立東舎)も好評を博した著者がこれまで、そしてこれからのスニーカーの行方を整理。歴史、経済、そしてカルチャー。スニーカーには、そのすべてが投影されている!
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Posted by ブクログ
エア マックス95が欲しかったけれども、買えずにオールスターを履いていた頃を思い出して読んでみた。
当時は知っていてもスニーカーから離れてしまい、最近は復刻スニーカーが多いな、new balanceがこんなに人気だったっけ? など、2000年以降のことはよくわからない人には刺激が多いと思う。
ブログが出てきて、ファッション雑誌から情報源が変わったり、求められることが変わったということはなるほどと感じた。モノからコトへ、SDGsなどが言われ始めた頃のことも参考になった。
Posted by ブクログ
スニーカー史をエアマックス95を中心に、振り返ったもの。
なので、ナイキ中心の歴史の記載
アディダスが好きだったジョーダンにナイキがアプローチしてから快進撃が始まる。
その後、各メーカーのハイテク技術合戦と、履き心地の追及が皆の胸を熱くし、やがてSNS社会になって情報の伝達が早くなり、メーカー側の限定思惑になって、グローバルでスニーカー熱が過熱していく。
ニューバランスやスタンスミスはノームコアの流れで人気がでたんですね。
改めて、納得。