【感想・ネタバレ】より良く働くためのワークマネジメントのレビュー

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Posted by ブクログ

仕事の効率化としてどのような姿勢で望まなければならないのか、またボトルネックはどこにあるのか説明してある点は評価できるのですが、全般的に後述的であり、「そうかもしれない」以上の知見を得ることはできませんでした。

以前の会社でAsanaを使っていましたが、TODOリスト以上の効果を出すことができなかった(誰もAsanaが持ちうる潜在的能力を活用できなかった)ので、より実践的なAsanaの使い方を知ろうと思い購入したのですが、「こうあるべきだ」的な話に終始しており、「Asanaをどのように使うべきか」というケーススタディを得ることはできませんでした。

働き方改革としての啓発書という位置づけであれば、この内容でも充分評価し得る内容なのですが、はやりAsana Japanの代表が著されるのであれば、「このようなルーチンはAsanaを使えばこのようにできる」と、ある程度具体例を持って示すべきかと思います。

また、随所に「こういう調査結果があります」という引用がありますが、その引用元について言及がありません。
おそらく、何らかの調査に基づいた記述かと思いますが、説得力をつけるためには、いつ、誰が発表したデータなのか、その裏付けは欲しいところです。

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2022年02月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 日本におけるオフィスワーカーの仕事における不合理・不経済・非効率を一挙に解消するであろう「ワークマネジメント」について一石を投じる本である。これまでのオフィスワークに対しる破壊的イノベーションを提供するのがAsanaだからだ。
 個人的にはAsanaというプロダクトがどうかということはさておきオフィスワークにおける「ワークマネジメント」の革新は必須であると思う。なぜなら導入していない会社と導入している会社では効率性に大きな差が生じ淘汰されると思うからだ。
 新型コロナウイルスの蔓延により新しい生活様式なるものに一気に変わってきた。これまでならオフィスの「島」で日中共同生活をしていたが故に齟齬作用的な学びや情報共有が行われてきた。一方弊害としては「集中が途切れる」ということにもつながり、残業で静かになってから業務をこなすということが一般的だったと思う。
 ワークマネジメントツール、Asanaに関してはこれをデジタル上でより効率的に行える様にするという仕組みである。オフィスを提供する不動産デベロッパー、オフィスでのアメニティを提供するオフィス家具等メーカー、旧来のグループウェアを提供するソフトウェア産業などに対する、破壊的イノベーションを提供しているのがAsanaだということは認識しておいた方が良い。
 本書は結果的には上記のような視点で書かれている。実際に現場で苦労していない人、ITが如何に業務変革に寄与するか理解できていない人にとってはチンプンカンプンなのであはなかろうか。非常にわかりやすい日本語だし、文章量も少ないため読みやすいのだが、事前の知識や経験により印象が大きく変わってしまいそうだ。

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2021年08月06日

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