あらすじ
「俺は君が好きなんだ。最初からそうだった」桜の曾祖母が遺した指輪が縁で知りあった、伯爵家嫡男・ヴィクター。互いに反発する仲だったのに、突然唇を奪われ!?意外なほど優しく丹念な愛撫に隠しきれない想いがこぼれてゆく。私も本心ではずっとあなたに惹かれていた。熱い欲望で最奥を抉られ、淫らな快感に酔いしれる。美貌の貴公子と身も心も溺れる情熱的な運命愛!
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ロマンのあるお話でした
時代を超えて実る恋にはずっと憧れがありますが、このお話はまさにそんな感じ。
曽孫に想いを託す曽祖母や、曽祖父の愛を大切に思う曽孫、自由でありながら家族に縛られているところがある曽孫。
親族とはいろんな想いが交錯するものだなぁと思いました。
ひとつ気がかりなのは、血縁的に色々大丈夫?ということですが、とにかく幸せになるに違いないのでいいか、と思いました。
ひとつひとつの心情描写が丁寧で、この作家さんらしい作品でした。ほっこりと切ないと癒しに満ちた作品です。
Posted by ブクログ
見た目は着物の似合う大和撫子なのに、売られた口喧嘩は買うスタイルな桜。
そして行動的、相手をぐいぐい引っ張れるタイプ。
ケンカップルは大変好物なので、読んでいて非常に悶えました。
二人とも大人なのに、普段は高校生的なノリだったからなあ。
そりゃ二人ともちゃんとした恋愛初体験でしたから……大人になってからの青春と言い切ってもあながち間違いがないかも。
前述通り「初めて」同士。
しかも指輪を巡る謎の解明もあるので、二人の仲は一向にケンカップル(というかケンカ友達)から進展しない。
二人が初めて想いを打ち明け、初めて体を重ねるまでに確か本編の半分以上かかった気がする。
この手のレーベルでは遅い方ではないかな。
ただ一度一線越えると後は早かったけれども。
前半の遅れを取り戻す勢いのいちゃこらである。
それもまたいい。
その指輪に関わる謎、読者側には割と早々に回想シーンなどで開示されるが、主役二人が辿り着くまでには結構かかるので、その点は随分やきもきする羽目になった。
読者側には全て明かされていて、作中の人たちだけ知らないという、このもどかしさ。
もどかしいと言えば、作中の某キャラは自分の想いが一向に桜に伝わらず(ただ世話好き過ぎて口うるさい兄と思われていたから余計に)全て「心配性なんだから」で斬って捨てられていたのも、なかなかもどかしかった。
桜、鈍いにも程があるだろう。
あの執着っぷりはやばい奴だろうという。
それでいて、いざ伝わったかと思うと即座に切り捨てられる可哀想さ……哀れである。
本当に哀れである。
合掌を禁じえなかった。
成仏できるといいけど(死んでいないぞ)
イギリスのしかも貴族様との恋愛だけど、桜はそれを乗り越えられる素質(家柄や英語力)もあるので、結婚しても大丈夫だろうと安心できるラストだった。
気になったのは、彼の婚約者を自称していた彼女の問題は片付いたのだろうかという。
さらっと出てきただけのキャラだったからよかったのかもしれないが、御母上同様、彼女も色々妨害してくるキャラだと警戒もしていたので、読み終えてから「あれ?」っとなった。
フォローあったかなあ……また読み直そう。
もっとスパイスを!?
設定は舞台がイギリスでお貴族さまな暮らしが垣間見れて、時代を超えて託された指輪を中心にストーリーが流れて、素敵だと思うんだけど、ヒロインが真っ直ぐて、勝ち気過ぎるのか、うーむ、何か味付けが足りないのか…。残念だなぁ。
印象に
読み終えて何も印象に残らなかった......
ヒロインやヒーローの苦悩も大して無いし、禁断要素や障害も無し。強烈なキャラも居ないし。
萌えがまるでなかった。