あらすじ
「マニピュレイテッド」と呼ばれる人型AIが自由に往来する近未来。自由都市サン・ハドクには、人とマニピュレイテッドと、そして悪魔が生きている。近年、悪魔が仕業の事件が多発し、一方で、人間によるマニピュレイテッド狩りが横行していた。マニピュレイテッドの射撃手・ユマは、聖書型の悪魔アグリとともに、悪魔祓いを生業としている。ある日、二人のもとにシオリという女性シンガーの護衛依頼が舞い込み……。人の心を理解し始めるAIと、人の魂を堕落せさようとする悪魔…二人の冒険が始まる!
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Posted by ブクログ
こ、これは!東山彰良が描くアンドロイドのエクソシストとその相棒の悪魔の本の物語、って聞くともう胸熱でしかないんだけど、なんでだろうちっとも面白くなかった。マニュピレイテッドって設定も面白いけど、まず主人公のユマに感情がない時点で感情移入ができない。相棒でもありマスコットでもあるアグリはめちゃくちゃいい味出してるんだけどな。それとストーリーの展開がそんなに面白くなく盛り上がらないし、悪魔とのバトルの描写がなんか面白くないの。スタイリッシュな設定でかっこいいスポーツカーも出てくるし、テクノロジーもちゃんと考察されててディープラーニングとかも出てくるし、ロボット三原則の第一原則とかもバッチリ出てくるし、面白い要素しかなさそうなのにな?機械に魂は宿るのか、って言うテーマもいいのにね。なんだかとても残念な内容だった。東山彰良はこういうのには向いていないのでは?