あらすじ
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松竹梅、鶴亀、亀甲、千鳥、流水……日本人の生活に身近な数々の伝統文様。和服や手拭い、各種工芸品などに描かれる日本の伝統文様には、じつは開運招福、延命長寿、商売繁盛、家内安全など祈りや願いが込められています。
たとえば、風呂敷の代表柄「唐草文様」は、蔓草(つるくさ)が蔓をどこまでも伸ばすところから、生命力が強く、長寿や子孫繁栄の願いが込められた吉祥文様です。唐草文様は、織物だけでなく、寺社の瓦や仏像の台座などにも多く使われています。
本書では、日本の伝統的な文様の中でもとくに「縁起担ぎ」として使われてきた文様を取り上げ、その意味と歴史的な由来を解説します。文様の知識を身につけると、恋愛成就、開運招福など運気アップや、厄祓い、魔除けなど日常のトラブル回避に役立てられるほか、古美術や寺社にある文様を見分ける鑑賞力も養えます。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
借りたもの。
日本の伝統文様に込められた、様々な祈願、その意味をまとめたもの。
モティーフの分類もされているが、それよりも
そこには、歴史ある神社仏閣から得たもの、縁起物、歴史的偉人――その功績をふまえ――あやかったものなど、多種多様。
そこにはごりやくを賜りたいという人間のあくなき欲望であり、願いが見える。
Webで検索して、よくあるシンプル?で定番の柄以外にも複雑な衣装、語呂合わせや文字を文様にしたもの…中には護符まで!?文様にしていた。
私は、日本人なのに自分で着物を着れないのだが……
それ故に……せめて教養としてその意味を理解したいと思って、今回借りた次第。
作画の参考にも。
文様の意味から失礼の無いようにしたいと思うし。
Posted by ブクログ
古く、また今だからこそ新しい美しさを感じる伝統文様。様々な文様にはそれぞれ意味や願いがあり、その広さ深さに夢中になりました。時代ごとの移り変わりやご利益(願い)ごとなどに分けられた章や説明も程よく、3色刷りでも多種多様に綺麗な意匠に夢中になりました。資料としてもいいです。
巻末には演技小物で門松や照照坊主、鳩笛や宇佐飴などいろいろなものが紹介されています。意外と「家にある置物はこんな意味だったのか」という発見があるかもしれません。鮭を喰べてる熊に、こんな縁起物の意味があるなんて知らなかった!
Posted by ブクログ
文様の縁起担ぎをまとめて読みたかったので買いました。
分かり易かったのでよかったです。
文様についての歴史、文様の種類、願いから生まれた文様の種類、
それぞれに分れていました。
第一章:和のかたち事始めー歴史の流れに見る和文様
第二章:和文様の種類とかたち
第三章:古の祈りから生まれた文様
第四章:人々の願いから生まれた文様
第五章:和文化が生み育てた文様
第六章:開運!御利益のある縁起小物