【感想・ネタバレ】ヴェルディ 椿姫のレビュー

あらすじ

ヴェルディ《椿姫》は、誰もが知る「乾杯の歌」で有名なイタリア・オペラの名作中の名作。日本のイタリア語研究最高権威による訳は、これまでの同曲の対訳では知ることのできなかった、イタリア語に精通した人にのみ可能な、細部にまで目の行き届いたもので、すべてのオペラ好きにも満足のいく内容となっている。この曲の対訳決定版。

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Posted by ブクログ

借りたもの。
イタリア・オペラの代表格『椿姫』の対訳。
デュマ・フィスの戯曲『La Dame aux camelias(椿の花をつけた淑女)』から《La traviata(道を踏み外した女)》となった理由、さらに基となった女性の生涯、原題のもとになった椿の花のエピソードの紹介。

オペラから入ると、第1幕 第3景でのヴィオレッタは

(Si toglie un fiore dal seno. / 胸から花を一輪取る。)
Prendete questo fiore. この花をお受け取りください。

とあるだけで、どうしてこれが椿だと分かるのか不明だったので、すっきり。

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2020年11月25日

Posted by ブクログ

本来のタイトルは椿姫ではなく道を踏みはずした女だったらしい。オペラではヴィオレッタが歌うほんの一部分の為通り過ぎてしまう人が多いとの事。
モデルとなったマリーの半生を読み、はっとした。
赤、白の花、娼館、劇場、戯曲というワードがレーエンデ国物語にも登場したような…
多崎さんはもしかして戯曲も勉強されていたのかな

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2024年02月03日

Posted by ブクログ

オペラの台本は初めて読みました。こんなに短いのに上演時間は凄まじい。音楽の力はすごいな。「こんにちは」でもおそらく五分かけて言うんでしょう。お話はムーラン・ルージュのような、マノン・レスコーのような、なんちゃらなような。デュマ・フィスの体験談に近いのだという解説に興味を覚えました。ぜひ小説も読んでみたいのです。

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2009年10月07日

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