【感想・ネタバレ】アメリカ・イラン開戦前夜のレビュー

あらすじ

イランによる核開発は国際社会の大きな問題となっている。アメリカや国連安保理は経済制裁を科し、イランは深刻な影響を被りつつある。外国からの資本がはいってこないうえに、漁夫の利を得た中国からのマネーがインフレを起こして国民生活を圧迫。石油はでるものの精製施設が整っていないため、ガソリンやジェット燃料の輸入がなくなれば、交通インフラは麻痺することになる。それでも強硬な態度を続けるのはなぜなのか? イスラム革命以来、イランが掲げる反米・反イスラエルのイデオロギー。体制を支える革命防衛隊と、台頭する改革派。アメリカ政治を動かすユダヤ系ロビーとネオコン。いつ戦争が起きてもおかしくないほどに対立を深めるアメリカ・イラン両国の動きを、第一人者が分析する。日本がイラン政策でアメリカと共同歩調をとれば、エネルギー安全保障上重要な中東諸国で築いた信頼を失う。そのとき、いかなる外交政策をとるべきか。

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Posted by ブクログ

いきなり読むとちょっとすんなり頭に入ってこなかったので、少し積読にしていましたが、読み始めると丁寧な書き方が好印象です。

読み終わった所、イランの歴史や国内情勢・政治・経済に対して基本的なところから押さえてあるので、米国&スラエルとの確執がすんなりと理解できます。

同じ著者の物語 イランの歴史も読んでみたいと思います。

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2012年10月14日

Posted by ブクログ

二次大戦以降のイランの歴史、アメリカとの関係、アメリカの対イラン政策をまとめている。
ややイラン寄りな印象はあるが、イラン問題の歴史的経緯をとりあえず把握するのに良い本。

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2010年12月27日

Posted by ブクログ

アメリカのイラン包括制裁法についての記載・背景を調べるため購読。
アメリカ議会はユダヤ資本にコントロールされているという。
イランの政治も問題だが、アメリカの政治も負けず劣らず問題じゃないのか?
アメリカって嫌な国だね。

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2010年10月10日

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