【感想・ネタバレ】修羅場のケーススタディ 令和を生き抜く中間管理職のための30問のレビュー

あらすじ

「失敗の責任をすべて押しつけられた」「とうてい達成不可能な、とんでもない目標を課された」「不祥事を隠蔽するよう迫られた」etc……。仕事をしていると誰もが直面する「本当にヤバい場面」。本書はそうした「修羅場」の事例を元に、その解決策を探っていくという「紙上ケーススタディ」集。中間管理職ならではの「上と下との板挟み」のケースから、「社内で不正が発覚」「リストラで現場が大混乱」といったより深刻なケース、そして「家庭と仕事との両立」「病気によって休職を余儀なくされる」といったキャリアに関する問題まで、極めてリアルな30のケースをもとに、どのように危機に対処すべきかを説いていく。著者はベストセラー『ダークサイド・スキル』の木村尚敬氏。時には正攻法で、時には「禁じ手」を使ってでも危機を乗り越えていくためのリアルな方策を伝授する。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

IGPI木村氏によるダークサイドスキルの続編のような本。リアルな部分が語られておりよい。

メモ
・ポジションをとるということ
・決めたことをやり切る力。
・顧客を巻き込む。、顧客に語ってもらう
・リーダーは提案をもっておくべき。批判を批判で終わらせない
・メンタルダウンを起こさせないこと。チームの力を最大化すること

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2022年02月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

著者はIGPIのパートナーの木村氏。過去に出版された「ダークサイド・スキル」も読みましたが、参考になった記憶があります。

感想。面白かった。修羅場の一端を疑似体験できた気がします。修羅場の突破方法に正解はないと思うのですが、経験値がモノをいう部分もあるだろうし、参考になりました。

備忘録。
・過大な目標が課された時に、「みんなで頑張ります」は、「みんなで沈みます」になりかねない。みんなで材料を積み上げることが空箱を積んでるだけになっていると、それは問題の先送りに過ぎない。

・改革派二代目息子社長と、保守的な古参社員のどちらについていくか。それは人で選ぶのではなく、「事業を成長させていくために何をするべきか」にフォーカスして考える。その結果二代目の考えが正しいと思うなら、翻訳者となって古参社員とコミュニケーションを買って出る。

・終身雇用&年功序列時代なら、上の言うことを聞いていればそれなりの役職をもらえたが、もうそんな時代ではない。波風立てて、自分で決めて、リスクをとってやり抜いた人が力を高めて、どこかで評価される。

・リーダーに抜擢された人が、部下と上手くやれていない時、当事者双方の話を聞いても解決に導くのは難しい。周囲の人からも情報収集をして、解決策を探ると良いらしい(‥足りない気がするが)

・組織再編で現場が大混乱で元に戻して欲しいと言われた時にどうするか。先ずはなぜ当初その判断をしたのかを再度説明する。この時に自分の言葉で語る。「コンサルタントの提案だからさ」「俺も仕方なくやってるんだよ」みたいな言動は良くない。そしてメンバー一人一人の意見を聞いてみる。全員反対だったらまずいが、そうでなければやり抜くのみ。全会一致の改革案など存在しないと思うべし。

・余力があるうちの撤退は評価されるべき。

・新しい戦略を実行に打ちした後、トラブルが発生。最初のポイントはそのトラブルを予見できていたかどうか。ただ予見できていないことの方が多いだろう。原点に立ち返り、ファクトと数字で目指すべき形が新しい戦略であるならばそれに拘れ。

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2021年11月16日

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