あらすじ
「婚約者を死に至らしめる呪われた令嬢」――ルクール国ヒンデミット公爵家の長女グレーテは、婚約者が次々と不慮の死を遂げたことでそう噂され、周囲の貴族だけでなく両親と妹たちからも敬遠されていた。そんな折、公爵家に国王から縁談の打診が来る。相手は隣国アルテアの指導者の息子だという。王を喪って間もない小国であるアルテアは、ルクール国民から見下されており、妹たちは断固として縁談を拒否。結局、厄介払いも同然の形でグレーテが嫁ぐこととなる。侍女のレネだけを連れてアルテアへ向かうグレーテだったが、道中で馬車が事故に遭ってしまう。あわやというところでアルテアの騎士団に救出され、手当を施されてベッドで目覚めたグレーテは、一人の騎士が自分を膝に抱きかかえ、「もう大丈夫ですよ」と優しく囁いてくれたことを思い出す。そこへ件の騎士が見舞いに訪れ、侍女のレネや御者、馬も大事には至らなかったと教えてくれた。安堵したグレーテが名を尋ねると、彼は「エリク＝ヴァレンタ」と名乗る。そう、彼こそがグレーテの婚約者だったのだ。その事実を知ったグレーテは、咄嗟に婚約の解消を申し出てしまい……。
...続きを読む感情タグBEST3
呪いじゃなくて運が悪いのかも
呪い自体は風評被害みたいなもので、馬車の事故ぐらいは黒幕がいるんじゃないかと思ったけどただの事故。
ヒーローが毒にやられたのも不運としか言えないという、何とも運の悪いカップルですね...
物足りませんでした。
ボリュームが物足りない
呪われたとタイトルにあるのですが、話自体は暗くなく淡々として終わりを迎えます。
ヒロインは元婚約者が３人亡くなっていますが、一人目は体の弱い第二王子、二人目はほぼ戦場暮らしの騎士、３人目は老人。ヒーローの父が言う通り必然的で何の呪いもないです。
ボリュームも物足りなく呪いに関する事件でも起これば良かったのですが、ヒーローが毒に倒れて昏睡、それから復活って三流映画並でした。
