【感想・ネタバレ】ひこばえに咲くのレビュー

あらすじ

りんご畑の納屋に眠っていた150枚の絵。その絵が一人の女によって見出されたとき、時を超えて物語は動きだす――。実在の画家をモデルとした感動の長編小説。父が経営する銀座の画廊が閉店し、そこで働いていた香魚子は自分の行く末や恋人との未来に不安を抱えるなか、ある画集を手にする。それは知られざる画家・上羽硯(ケン)の絵だった。その絵に衝撃を受け、津軽の地に飛んだ彼女を迎えたのは、ケンを慕う絵描き仲間の女性・フク。ケンの個展を開催するため奔走する香魚子であったが、ケンとフクの二人には、戦前からの“秘められた過去”があった――。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ケンとフク。なんて魅力的な人たちなんだろう。
芸術のことはまったくわからないので、芸術に明るく、それについて議論できる人たちを羨ましく思った。
いつかりんごのなる季節の青森に行ってみたい。

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2024年03月01日

Posted by ブクログ

太平洋戦争のさなか、厳しい弾圧を受けながらも己が信念を貫き体制に抗い続けた女性の生きざまには胸に迫るものがありました。第一野党にもなれず大きく支持率を下げている現在の体たらくを見たらさぞや嘆くことでしょう。絵描きさんにお薦めしたい一冊です

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2020年04月05日

Posted by ブクログ

2019.09.20~09.25

誰かに「芸術とは何か」と問われたときに、この本を薦めるだろう。でも、「愛とは何か」と問われたときに、薦めることは皆無。不倫、嫌いだもの。

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2019年11月29日

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