あらすじ
信州にくらす猟犬と猟師に密着! 知られざるワンダフルワールドへようこそ! 盲導犬、警察犬、麻薬探知犬……。犬はいろいろいるけれど「猟犬」ってどんな犬? ペットの犬とどう違う? 猟師との間にどんな絆が? 好奇心を胸に「猟犬猟師」と山に入れば、驚きのてんこ盛り。わが家のワンコを見る目が変わるドキュメンタリー。
馳 星周氏絶賛!
「太古の時代、人と犬は狩りのパートナーだった。現代においては猟師こそがあるべき犬との姿を貫いている。そこにあるのは愛と信頼。美しい絆に心が震える」
【まえがきより】犬を使った狩猟は昔から行われていて、とりたてて珍しくもない。「一犬、二足、三鉄砲」と言われるように、狩猟では優れた相棒である犬と山を歩くことの大切さが説かれてきた。数こそ少ないが、ひとりで犬を連れて山に入る猟師もいる。でも、僕が出会った猟師はちょっと、いや、かなり変わった人なのだ。犬が好きすぎるのである。あまりにも好きだから、「そんなに必要なのか?」と思わずにいられない頭数を連れていき、かえって効率の悪い猟になることもしばしば。それでもまったく気にすることなく、日が暮れるまで家へ帰ろうとしない。そういう人をどう呼べばいいかと考えて、「猟犬猟師」と命名した。
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Posted by ブクログ
北尾トロさんの5年前の著書。
トロさん自身も空気銃で鳥猟を行っているので、
狩猟についての知識とか仲間はいる。
しかし、犬を使った狩猟については分からない事があり、
身近にいるペットとの違いとか、猟師との絆とか、
興味があり、今回の密着取材になって本になった。
さて、この本に登場するのは、船木孝美さん、78歳
犬をこよなく愛していて、本業は一級建築士で経営者。
趣味で犬を使った狩猟をしている。
そして、猟犬たちが主に登場するのは、6頭。
・ブラフォード(愛称ブラ・オス)
お調子者で憎めない性格。紀州犬の血を引きている。
・アンズ(メス)人見知りだがしっかり者で、猟犬としてのセンスは群を抜いている。
・カエデ(メス)ブラとアンズの子。顔はブラそっくり。
・モミジ(メス)同じく子。垂れ耳がチャームポイント。
・ハナ(メス)脚力と走力は随一、ブラの母親。
・ヨモギ(オス)老犬で出猟機会は少ないが、
毎日の自主トレを欠かさない。(その理由は本書で。。。)
船木さんが猟犬に育てる為に子犬の時から行っている
訓練で面白いものがある。
第一が帰巣本能だ。
猟にいく場所は山の中である。領主の元に帰ってこれるかが、猟犬の生命にかかわる。
その訓練方法は、犬舎から2~3メートル離れた所から
犬舎に帰ること。更に距離を伸ばしていく。
そうする事を繰り返して、帰巣本能を鍛えるという。
第二が『すぐ吠えない』。
獲物を追っていき、足止めする際に吠える。
それまでは、吠えない。
気が弱い犬は吠える。一般の番犬とかペット犬。
他に面白い犬とのふれあいが書かれている本書は
猟犬に興味が高まる良書だ。