【感想・ネタバレ】クヌギ林の妖怪たち ー童話作家・富安陽子の世界ーのレビュー

あらすじ

幽霊の存在については、それを肯定する人はいる。
では、妖怪は? 妖怪がほんとうにいると思っている人がどれくらいいるだろうか? しかも、おとなで!
ひょっとして、富安陽子は、そういう数少ないおとなのひとりではないか、と私は感じていたのだ。
インタビューなら、気がゆるんで、富安陽子の本音が出るのではないかと、私はそう思ったのだ。
そうしたら……。
ー巻末対談「インタビューの前に」より

『ルドルフとイッパイアッテナ』著者・斉藤洋の視点から、富安陽子の妖怪世界が人々を惹きつける理由を解き明かす!
サンドウィッチマンのコント『村に住む男』や任天堂Switch『あつまれどうぶつの森』など、さまざまな人気コンテンツに触れながら、富安陽子の妖(あやかし)ファンタジーとの共通項を見出し、丁寧に読み解く一冊。
巻末には児童文学界の巨匠、富安陽子・斉藤洋による豪華対談付き!

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Posted by ブクログ

(私にとっては、「あの」とつけたい)斉藤洋さんが、これまた「あの」富安陽子さんの世界を読み解く、という内容に惹かれて読みました。

最後の対談では、斉藤さんの思い入れが強くて冨安さんが引いている?と思うような場面もありましたが、「クヌギ林のザワザワ荘」の面白さも再認識できましたし、妖怪と妖精、外国のファンタジーと対比した日本の独特な世界観など、とても興味深かったです。

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2022年07月20日

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